みなさま、お久しぶりです、アオイソラです。
タイトルにありますように、久しぶりにフルマラソンを走ってきました。
2019年12月に防府読売マラソンを走って以来のフルマラソン挑戦です。
大会本番のみならず、練習においても、フルマラソンの距離を走るのは、なんと約2年半ぶりということになります。
ん?
よく考えたら、このブログでフルマラソンの大会レポートをアップするのは初めてでしたね!
まあ今回は、ちょっとしたアオイソラ旅行記のつもりで読んでいただければ幸いです。
それでは、どうぞ~!
目次
黒部名水マラソン(2022)の大会概要
2022年の黒部名水マラソンの大会概要はこちらです。
種目ごとに、2日間に分かれて開催されるんですね。
私が参加するフルマラソンは、5月22日(日)に開催されます。
ありがたいことに、前日受付がなく、事前にゼッケン等の必要なものを郵送していただけました。
これによって、前日に会場へ足を運ぶという手間が省けるので、大変助かります!
遠方から参加する私のようなランナーにはありがたいシステムです。前日受付って、地味に体力を消耗されるので…。
黒部名水マラソンのコース・高低図はこんな感じです↓
こういうコースの場合、前半におさえて走れば、後半が楽。
ネガティブスプリットでいけばなんとかなりそう。
あ、もちろんこれは理想論なんですけどね。
ちゃんと練習を重ねてきたランナーだったら、このコースの特徴を上手に活用するんだろうなぁ。
黒部名水マラソン(2022)に向けた練習内容
上のスクリーンショットは、大会前までの月間走行距離。
この一年間、月200キロをこえて走るということが一度もありませんでした。
以前(のそのまた以前)は、月300キロ走っていなかったら、一人で悔しがっていた私でしたが、ここ最近は、体調を崩しそうになる前に、積極的に休むようにしていました。
なので、結果的に月間走行距離は少ないかわりに、おかげさまでこの2年近く、風邪をひいていませんし、怪我もせずにすんでいます。
何事も体が資本。体があってのことですから。
とまあ、そんな感じなので、いくら走りやすいコースとはいえ、今回は練習量の観点から、自己ベスト更新を目指すのは無謀だと考えました。
それで、私が考えたマラソンの楽しみ方はこれ。
ネガティブスプリットとは、だんだんペースを上げていく走り方のこと。
大会1ヶ月前のことです。
「こんな調子で、本当にフルマラソン走るんだよなぁ…大丈夫かなぁ」
と、急に不安になりました。
エントリーした当初と、大会1ヶ月前とでは、走るモチベーションがだいぶん変わっていました。
マラソンは今でも好きです。
でも、マラソンのほかにもやりたいことがたくさんあります。
それに、私にも家族がいます。
「体を壊したくない」
そんな気持ちが先に立つようになりました。
このコロナ禍、もし自分が風邪をひくと、家族に迷惑がかかるなぁ、というのがあるため、どうしても、マラソンの練習を慎重にやるようになったんですよね。
以前の私は、
「体が壊れてもいいから、死ぬ気で自己ベストを目指す!!!」
みたいなメンタルでのぞんでいましたから。
その頃と比べると、ずいぶんとモチベーションのあり方が変わりました。
まあ、人って変わるんですよねー。
でも、ネガティブスプリットで走るのであれば、その辺の無理をする感覚はだいぶん緩和されます。
ペースの上げ方も、その時の自分の体調に合わせて調整できるので、非常に有効的な走り方です。
この際、エイドを楽しみながら走ろうかなとも考えました。
2022年の黒部名水マラソンのエイドはこんな感じで、とっても充実しています。
ちなみに私は、この10年以上のマラソン人生のなかで、大会の補給食を食べたことが一度もなかったのです…!「食べずにゴールまで急げ~!」みたいな人でした。
というわけなので、せっかくの黒部名水マラソンです。
無理せずに楽しく走ろうと心に決めました。
黒部名水マラソン(2022)に向けて、富山へ前入り
前日受付をしなくてよいというのは、本当に快適です。
このコロナ禍がきっかけで、なるべく人を密集させない形に変えて下さった運営の方には本当に感謝しかないです。
運営の皆様、ゼッケン等の事前の郵送手配ありがとうございます!
富山駅に着くと、私はかねてからねらっていたお店へと直行…。
が、しかし、その回転すし屋さんは長蛇の列。
あきらめて別の場所へ。
入ったのはこちら↓
ラーメン屋。富山といえば、富山ブラックが有名。
ガッツリいくぜ!
特大ラーメンを注文。しょっぱいけれど、おいしい。
そうそう、翌日の炎天下でのマラソンを考えれば、このしょっぱさが必要なんだと思うに至りました。
さすがにお腹いっぱい!ごちそうさまでした!!!
* * *
さて、私が宿泊したのは、富山駅をおりてすぐのところにある富山地鉄ホテルです。
フルマラソン前日に、とにかく歩きたくない私は(笑)、こうやってできるだけ最短距離の導線を選びがち。
さっそくチェックインします。
チェックインの時間になるまでの間、ロビーで休ませてもらうことに。
富山地鉄ホテルのロビー、すっごく実用的↓
ここのコーヒーとかは、宿泊者は飲み放題。
マッサージチェアもあるし↓
コーヒー飲んで休憩してたら、目の前にこんなものまで…↓
すげー。私はやらないですが(笑)
そして、チェックインの時間になったので、お部屋へ。
私の泊まった部屋はこんな感じでした↓
移動の疲れをとりつつ、翌日の準備。
夕飯と翌日の朝食については、あらかじめ地下にあるスーパーで買っておきました。
周りになんでもそろっているから安心です↓
そして、忘れてはいけないのが、大会前日夕方のモルテン。
「一流選手じゃないから、モルテンなんてそんな高価なもの…」
と思う必要、ありません。
はっきり言って、フルマラソンも人生も、体力勝負。
走るなら飲め。飲んだら走れ。
皆さんも是非お試しください。
持久力的に不安が少しでもあるなら、飲んだほうがいいと個人的には思っています。マジおすすめ。
飲み終えたら、翌日の朝に再び飲むため、容器を洗ってセッティングしておきます。
準備に忙しいけど楽しい(笑)
翌日の出発の準備も完了。
大会が始まるまでのこの時間、ほんと好き。
マラソン大会も楽しいけれど、そこに至るまでの過程もまた楽しい。
夕飯を済ませて、あとは…。
あとは寝るだけ。おやすみなさい。
★ ★ ★
はい、おはようございます。
毎度のことながら、しばらく気持ちが高ぶって眠れませんでしたが、まあなんとか、4時間くらいは寝たような気がします。
朝絶対にやらないといけないのが、体温測定と、抗原検査キットによる自主検査。
めんどうですが、これさえすれば出られるのです。
こういうのも手配してくださる運営の方に感謝…!
無事、陰性と出ました。
これは捨てずに、会場まで確実に持っていきます。
朝ご飯と、モルテンの図↓
組み合わせはおかしいけれど、私の場合は、大会の朝といえば毎回こんな感じ。
手前にあるのは、アンパワーようかんです。
腹持ちがよくて、賞味期限も長めの設定なので、これまた重宝しています。
ホテルの朝食とかをガッツリ食べれたら一番いいのですが、その時間はさすがにありません。
そして、再びモルテンの容器を洗って、完走後の体力回復用として、準備しておきます。
モルテンは、ランニング後の回復サプリとしてもめっちゃ優秀なので。
バタバタと荷造りをして、さあ出発!
いざ黒部名水マラソン(2022)へ!結果はいかに?
富山駅から新幹線に乗って、黒部宇奈月温泉駅に到着(片道12分ほど)。
送迎のシャトルバスがぞくぞくと↓
20分ほどで現地に到着↓
受付をすませて、着替える場所を探しましたが、すでに人で一杯。
私が到着したのは、7時半くらいだと思うのですが、場所の確保が必要な方はもっと早く到着する必要がありますね。
ただ、新幹線で来場する方にとっては、事実上不可能。
一階の空いているスペースでこそこそと着替えました。
そうこうしているうちに、スタート時刻の9:00が迫ってきます。
私がイメージしているビルドアップ走の想定↓
本当に最初は無理しないというのを地で行く感じです。
あ、あと、私はスタート前に何度もトイレに行きたくて、実際に何度もトイレに行っていました。
これ、フルマラソンの大会の時は毎回そうです。
スタート15分前になって、またトイレに行きたくなりましたが、さすがにもうスタートブロックから出たくなかったので、我慢することに。
いよいよスタートの号砲が鳴りました。
走り始めてしばらく…、そうですね、20キロぐらいはずっとトイレに行きたかったんですが、トイレに駆け込むことはしませんでした。
たぶん、トイレに行かなくても大丈夫。
そう思っていたら、レース後半は尿意など吹っ飛んでいました。
そんなことより、後半の細かい上り下りが地味にしんどくて(笑)
途中までは、理想的なラップペースを刻んでいたのですが、見事にレースプランが破壊されました。
エイドをもらいたい、とも思っていたのですが、いやいや、立ち止まったらもう走れない!
…というわけで、私がなんとか受け取ったエイドは、黒部のめちゃくちゃおいしいお水と、スポーツドリンク、それから、青りんごの飴をふたつ。
私の場合は、暑さはなんとかなりました。
前日に食べた富山ブラック効果でしょうか。
あ、あと、これは書かせてください。
地元の、そこに住んでおられる方々の声援がめっちゃあったかいのです。
「がんばってー!がんばってー!」
と、大人から子供まで、お家の玄関の前に出てくれて、応援してくださったのです。
おうちのシャワーをガーッと出して、冷水をかけてくれたり…。
なんでそこまでしてくださるんですか…。
ありがたすぎて、「ありがとう!」「ありがとう!」って言いながら走りました。
レース中は、高橋尚子さんや柏原竜二さんが沿道で声援を送ってくださいました。
高橋尚子さんとのエアーハイタッチの時は、数日前の高橋尚子さんのツイッターにリプしていたことを思い出して、リプしたアオイソラだよー!ってことを伝えたくて、出た言葉が、
「アオイソラです!!!」
高橋尚子さんにしてみれば、
「アオイソラ? ですよね、知ってます」
っていう状態だったと思います(笑)
いやー、ご本人が見られてよかったです。
そして、いよいよフィニッシュ!
結果はこちらになります↓
後半は足が棒になっていたので、ラップタイムは急降下していました。
予定通りにはいきませんでしたが、もう言うことないです。
ゴールしたら、爽快感がたまりませんでした。
コップを受け取ると、蛇口から出る黒部のお水を気がすむまで、たくさん飲みました。
着替えたら、引換券をもって屋台へ。
引換券というのは、事前に郵送して頂いていたこれのこと↓
食べたくて仕方のなかった名水鍋↓
あと、ますの寿司もちゃんと頂きました。おいしかった~!
他にもいろんな屋台が出ていて、私が選んだのはこちら↓
あと、ありきたりな感想にはなってしまいますが、黒部は空気がおいしかったです。
関係者の皆様、地元の方々、たくさんのボランティアスタッフの方々、本当に本当にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
おわりに
2年半前は、
「サブスリーのその先へ!」
と、さらなる自己ベストに燃えていました。
しかし、2019年12月に防府読売マラソンを完走してからは、正直なところ、なんだか記録を追いかけることに疲れてしまっていました。
そういう経験、された方はいるんじゃないでしょうか。
幸か不幸か、そんな気持ちに拍車をかけたのが、みなさんご存知のコロナ騒動でした。
2020年以降も、フルマラソンを走るために練習していたのに、大会が延期になったり、中止になったり…。
そのたびに拍子抜けして、でもまた気持ちを立て直して…。
そうこうしていくうちに、こんな風に思うようになりました。
「記録にこだわるのは、とりあえず今はいいかな」
自己ベストを更新できれば、それはもちろん嬉しいことなのですが。
そしてもちろん、これはお断りしておきたいのですが、記録を追いかけることが悪いということでもありません。
私の場合、記録を追いかけることについては、「とりあえず今はもういいかな」と感じたのでした。
たぶん、ある程度は満足しているのだと思います。
皮肉なものですが、コロナ騒動が、そんな私の気持ちを表面化してくれたのだと思っています。
* * *
今回の黒部名水マラソン参加は、私にとっては、新しいマラソンの楽しみ方を味わう記念すべきものでした。
「…こういう楽しみ方があったか!」
黒部という土地も初めて、記録を追いかけるのではなくて、気持ちよく走れるラップタイムを追い求めるのも初めて、補給食を楽しむことも初めて、という、初めてづくしの大会でした。
おかげさまで良い体験をさせて頂きました。
大会関係者の皆様、それから、同じ時に同じ場所を駆け抜けたランナーの同志の皆様、楽しいひとときを過ごせたことに感謝いたします。
皆様、ありがとうございました!
また、よければ下の「にほんブログ村」のボタンをポチッとクリック、お願い致します!