SDGsって、個人でできる取り組みが少ないような気がします。でも、あまり広く知られていないだけで、個人でできる取り組みはもっとあるんじゃないかな。何かないですか?
そんな疑問を少しでも解消できればいいなと思い、書いたのが今回の記事です。
こんにちは、アオイソラです。
SDGs(持続可能な開発目標)のために、個人でできることって具体的にどんなことがあるんだろう、ということを考えていきたいと思います。
あ、でもちょっと待ってください。
え? なんでしょうか?
エスディージーズ、エスディージーズって言っているけれど、そんなに大事なことなの? こんなこと言ったら怒られそうだけど、それってやらないといけないことなの? 普段生活していても、SDGsのために行動している人が周りにいなくて、その取り組みの大事さが伝わってこないんですが。
正直な意見、ありがとうございます。
どうしてSDGsの取り組みが大切なのか、本当に心から実感していないと、行動には移せないのかもしれません。
簡単に言うと、SDGsって、地球を守り、長く住み続けられる環境にしていくための目標のことです。
「そんなこと言ったって、まあなんとかなるでしょ」
そう思う人もいるかもしれませんが、そうではないのです。
このまま地球の生活環境のことを考えずに、人任せにしていたら、環境はますます悪化していきます。
世界には、本当に問題がたくさんあります。
貧困や差別の問題、地球環境の問題、紛争問題など、たくさんの種類の問題…。
確かに。でも、すいません。それらの問題が、僕にはどうしても、遠い世界の問題に思えてしまうんです。
ああ、なるほど。
では、そういう人のために、わかりやすい事例を使って、まずはSDGsの重要さをお伝えしますね。
目次
- 1 【なぜSDGsが必要なのか】生活を変える!具体的な取り組み・個人でできる方法
- 2 【一日の流れで見てみる】SDGsで生活を変える!具体的な取り組み・個人でできる方法
- 3 【具体例】SDGsで生活を変える!具体的な取り組み・個人でできる方法
- 3.1 【★1】再利用できるものは極力分別をしよう(SDGs目標14、海の豊かさを守ろう)
- 3.2 【★2】いじめや差別の問題への無関心をやめよう(SDGs目標10、人や国の不平等をなくそう)
- 3.3 【★3】帰りに寄り道、カフェではマイボトルを(SDGs目標12、つくる責任・つかう責任)
- 3.4 【★4】栄養バランスを考えて、安全な食材を信用のおける場所で買おう(SDGs目標2、飢餓をゼロに/目標3、すべての人に健康と福祉を)
- 3.5 【★5】体にも自然にも優しい洗剤を使用する(SDGs目標14、海の豊かさを守ろう)
- 3.6 【★6】着ている服はどこでどのように作られたもの?(SDGs目標10、人や国の不平等をなくそう)
- 3.7 【★7】食品ロスを減らすための買い物をしてみよう(SDGs目標12、つくる責任・つかう責任)
- 3.8 【★8】使い捨てカイロは再利用できる(SDGs目標15、陸の豊かさも守ろう)
- 3.9 【★9】社会貢献のできる検索をしてみませんか?(SDGs目標15、陸の豊かさも守ろう)
- 3.10 【★10】社会への疑問や意見は、積極的に届けよう(SDGs目標17、パートナーシップで目標を達成しよう)
- 4 終わりに:SDGsで生活を変える!具体的な取り組み・個人でできる方法
【なぜSDGsが必要なのか】生活を変える!具体的な取り組み・個人でできる方法
SDGsの取り組みをするって言っても、正直、「やる意味あるの?」って思っちゃうんだよね。
そう感じてしまう人は、自分の住んでいる家のことを考えてもらいたいです。
自分の家だったら、自分の家を守るためなら、掃除や片づけをしますよね。
もっと限定していくと、自分の部屋なら、掃除や片づけをしますよね。
話をもっともっと限定してみましょう。
自分の今持っているスマホだったらどうでしょうか?
使わなくなったゲームのアプリは、自分のスマホを守るためなら、削除しますよね。
なぜなら、そのまま放っておいたら、スマホの容量を使ってしまって、もったいないからですよね。
スマホに限らず、自分の身の周りのことだったら、「自分のことだから」、一生懸命掃除したり、整理整頓したりするはずなのです。
実は、スマホのことも、自分の部屋のことも、自分の家のことも、地球のことも、すべて同じことなんですよ。
え? どういうこと? スマホの中は整理したりするし、自分の部屋の掃除くらいは時々するけど、それがどうしたの?
自分の部屋は掃除するけど、自分の家全体のことは、誰がしているんですか?
あー、それは、僕の親がしてくれているけど。
親御さんがしてくれているんだね。
じゃあ、地球のことはどう? 地球環境の掃除は、誰がしてくれているの?
えーっと、それは、…えらい人かな。
そこなんだよね。
偉い人っていうのが、具体的にどういう人を指しているのか謎だけど、
もしそういう偉い人がいたとして、その偉い人だけで、地球の掃除をすることはできるのかな?っていう話なんです。
本当にみんなが助け合って、地球の掃除、地球の整理整頓をしていかないといけないってことなんです。
地球って言うと、その規模の大きさのせいなのか、どうしても他人事のように思えてしまいますよね。
でも、今私たちが住んでいる場所は、地球なんです。
よその星をきれいにしようという話ではないんです。
地球って、自分たちの家そのものなのです。
どこかにいる偉い人がなんとかしてくれる、という考え方は通りません。
自分の家のように、自分の部屋のように、自分のスマホの中身のように、地球をキレイにしていきましょう。
誰のためでもない、自分のために、地球をキレイにしていくのです。
もちろん、掃除とか整理整頓って、完璧にしようと思っても、次から次から出てくるもの。
なので、できることから始めていったらいいと思うんです。
SDGsって、遠い世界の取り組みではなくて、本当に身近な取り組みなんですよ。
できるだけたくさんの人がSDGsの取り組みをしていけば、地球の掃除・整理整頓のスピードは早くなります!
1人が100こなすのではなく、100人がみな1つずつでもこなしていった方が、効率はいいし、取り組み自体も長く続けられますよね。
そっか、自分のことのようにやるという意味がわかったよ。じゃあ、最初の本題だね。具体的な取り組みって、どんなことがあるのか教えてよ。
それでは次は、一日の流れから、具体的に取り組めそうなことを拾い出していきましょう!
【一日の流れで見てみる】SDGsで生活を変える!具体的な取り組み・個人でできる方法
以下、SDGsの取り組みについて、一日の流れで見てみます。
こうすることで、自分にできることは何があるのか、ということが視覚的に分かりやすいかなと思いました。
今までもそれはやっているんだけど。バカにしないで。
というものもあるかもしれませんが、
それは初めて聞いた!試してみよう!
っていう取り組み方も、中にはあるかもしれません。
SDGsのための行動って、
「これさえしておけばもう地球は大丈夫」
っていうことはなくて、常に、より良い取り組み方が模索されていくべきものです。
今後さらに、地球が良い環境に保たれるための取り組みが出されていくと思います。
なので、
これは使える!
というオススメの取り組みがあったら、そのつど更新していこうと思います!
<日常生活から拾い上げるSDGsの取り組み>
※★印のついた項目は、次の項で具体的な事例をご紹介しています。
日常の場面 | 個人でできる取り組み | SDGs目標No. | 事例※ |
朝のゴミ出し | 再利用できるものは極力分別をしよう | 14、海の資源 | ★1 |
通学・通勤 | 徒歩や自転車での通勤を検討してみよう | 3、健康 | |
学校・職場 | いじめや差別の問題への無関心をやめよう | 10、人権 | ★2 |
昼食 | 給食や弁当の食べ残しをしない | 12、生産・消費 | |
学校・職場 | 電気をこまめに消そう | 13、気候変動 | |
帰宅時間 | 帰りに寄り道、カフェではマイボトルを | 12、生産・消費 | ★3 |
夕食の支度 | 家事を平等に、分担しよう | 5、ジェンダー | |
夕食 | 栄養バランスを考えた食事で、心身のバランスを整えよう | 3、健康 | ★4 |
お風呂 | お風呂のお湯を洗濯用に再利用する | 6、水・衛生 | |
洗濯 | 洗剤ではなく、マグちゃんを使用する | 14、海の資源 | ★5 |
就寝 | 長く住み続けられる家に住もう | 11、住む環境 | |
●服を買う時 | 着ている服はどこでどのように作られたもの? | 10、人権 | ★6 |
●買い物 | エコバッグを利用する | 12、生産・消費 | |
●買い物 | 安全な食材を信用のおける場所で買おう | 2、食事 | ★4 |
●買い物 | 食品ロスを減らすための買い物をしてみよう | 12、生産・消費 | ★7 |
●再利用 | 使い捨てカイロは再利用できる | 15、陸の資源 | ★8 |
●ネット検索 | 社会貢献のできる検索をしてみませんか? | 15、陸の資源 | ★9 |
●アイディア | 社会への疑問や意見は、積極的に届けよう | 17、パートナーシップ | ★10 |
【具体例】SDGsで生活を変える!具体的な取り組み・個人でできる方法
【★1】再利用できるものは極力分別をしよう(SDGs目標14、海の豊かさを守ろう)
ゴミの分別とはつまり、
「再利用できるゴミは再利用しよう、再利用してもらおう」
ということです。
資源ゴミは別に出すことで、それは再利用されます。
でも、再利用されるからって、ジャンジャン使ってもいいってことではないんだよね?
おっしゃる通り!
資源ゴミに出せるからといって、むやみに使っていたら、それって結局資源・エネルギーの無駄遣いになってしまいます。
なので、ゴミの分別作業をすることで、
「資源の無駄遣いをなくしていこう」
という意識につながればいいですよね!
【★2】いじめや差別の問題への無関心をやめよう(SDGs目標10、人や国の不平等をなくそう)
いじめ問題って、今も昔も存在していて、どういうわけかなくなりそうな気配が感じられません。
でも、なくならないからといって放っておくと、いじめがあることが当たり前になってしまいます。
だからこそ、いじめ問題は、一つの問題として捉え続けないといけないのだと思います。
いじめが問題として取り上げられるから、救われる人も必ずいるのです。
いじめって、学校だけで起きること?
いえ、残念ながら、大人の世界でもたくさん起きています。
大人の世界では、パワハラと呼んだり、セクハラ、モラハラ、あるいは差別など、状況は複雑化していますが、すべて、大きな括りにすると、いじめ問題になりますね。
うわあ…。そんなの、私の手に負えない…。
じゃあ、もしいじめられている人が近くにいたら、どうしますか?
うぅ…。
すいません、責めているつもりはないんですよ。
実際、「自分も被害者になってしまうのが怖くて、助けられない」という気持ちは本当によく分かります。
でも一方で、いじめられている側の人は内心、「助けてほしい」という気持ちで一杯だと思うんですよね。
こういうのって、ケースバイケースで対応は変わってくるので、正解は一つではないのだと思うのですが。
でも一つだけ。
私が社会人になってから経験した「いじめ」っぽい出来事の話をしたいと思います。
会社員の時の話です。
私の場合は、何社も転々としてきたのですが、どの会社でも共通して言えたのが、
「(私も含めて)下っ端の人間は、上司の圧力をすごく感じていた」
ということです。
そして、上に立つ人が決まって言うことは、
「若いもんがこれからは頑張らないといけない」
「自分たちはこれまで苦労してきたんだから(同じように苦労しろ)」
「健康?それならもっと仕事をしてもらわないとな」
…こういった発言、もう嫌になるぐらい聞かされてきました。
もううんざりするぐらい…。
社会人の方は、一度ぐらいは経験があるのではないでしょうか?
そういう上の人の発言について、どう感じるでしょうか?
そんな発言、聞き流せたら済むのかもしれません。
(私の場合は、長年克服しようと努力してきましたが、ダメでしたね)
発言する上司の態度によっては、それは単なる「押しつけ」になっています。
上司は、うまいように言いくるめているつもりでも、
部下に協力する気持ちのない仕事(役割)の押しつけは、確実に相手の心に、冷たいものとして伝わっています。
また、ある程度勘の働く人であれば、周囲の人が助けてくれない状況、雰囲気というのも、確実に察知しています。
「パワハラ」という、使い古されすぎて響いてこない言葉はあるけれども、
これって要するに、いじめの雰囲気そのものなんですよね。
当事者からしたら、耐えられない状況があると思います。
長時間労働が問題になることはあるけれども、
長時間労働をしたというだけで、人は自殺をしたりはしないんです。
(私の場合は、自分の命を守るため、自分の最善の生き方を選ぶことで、その悪循環を克服することができたわけですが…。)
いろいろあるかもしれないけど、でもやっぱり、いじめられている人を助けるのって、なかなかできることじゃない気がするんだよね…。
うん、そうですよね。でも、できることはなんだろう?と考えてみると、ささいなことでも、できることはあるかもしれないです。
一番いけないのは、
「自分には関係ない」
と考えてしまって、無関心でいることです。
「自分には関係ない」という気持ち・態度って、そっくりそのまま、地球環境への配慮の仕方とつながっていると思います。
大事なことなので、もう一度言わせてください。
学校や職場で誰かがいじめられていて、
あなたがそれを知っていても、
「自分には関係ない」と思って、見て見ぬふりをするというのは、
そのメンタルがそのまま、地球環境への無関心な態度につながってしまっていると思います。
すごく耳の痛い話です…。
だから本当に本当に、なるべく多くの人が、身の回りのことへの無関心な態度を改めるべき時期に来ていると私は感じています。
私自身も、身の回りの人に対して無関心な部分があるので、改めないといけないなと感じている今日この頃です。
【★3】帰りに寄り道、カフェではマイボトルを(SDGs目標12、つくる責任・つかう責任)
今やマイボトルを持参する方法は、世の中に浸透していますよね。
とはいえ、まだまだ実践できている人は一部の人止まりのような気もします。
マイボトルを持ち歩くのがなんだか億劫で…。
今まで、店頭で紙カップに入れてもらっていた経験があると、そこから急にマイボトルを持つ習慣に変えるのは、なかなかハードルが高いのかもしれません。
マイボトルの持参システムで有名な、スターバックス。
マイボトルを持つことのハードルの高さを感じるのであれば、水筒でもかまわないんですよ。
これを持参していくと、スタバでコーヒーのトールサイズまでなら可能です。
↑これぐらいのサイズ感であれば、そこまで荷物にはならないはずです。
象印さんの商品なら、液漏れする心配もなさそうね!
また、マイボトルを持参することで、数十円の割引を受けられます。
少しでもお得にコーヒーを飲むことができますね。
それに、マイボトルを持参して飲むことで、紙の資源の節約に貢献できます。
こうやって生活をほんの少し変えるだけで、地球環境に貢献できるわけです。
もし、
「自分自身の生活を変えたい」
という人がいるのであれば、いきなり大きな変化を試みるのではなく、まずは、マイボトルを持ち歩くといった、「地球のためのわずかな変化」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
その小さな行動が、実は自分自身を変える大きなきっかけになったりするものです。
もちろん、その変化というのは、良い方に変わる変化です。
【★4】栄養バランスを考えて、安全な食材を信用のおける場所で買おう(SDGs目標2、飢餓をゼロに/目標3、すべての人に健康と福祉を)
健全な経済社会を保つためには、まずそれを支える人間が健康でいることが必要です。
日頃から、炭水化物ばかりを多く摂ってしまいがちな現代人は、もっと野菜を多く摂る必要があると感じています。
私も忙しい時は、ついつい適当な食事で済ませてしまいがちなので、偉そうなことは言えないんですが…。
野菜といっても、どうせ食べるなら、健康な野菜を摂るようにしたほうがいい!
ということで、我が家では、野菜に関しては、『坂の途中』様から定期的に発送してもらっています。
『坂の途中』さんの野菜は、全国各地の農家の方から寄せられた、旬の新鮮な野菜たちです。
取り扱われている野菜(や果物)に関しては、特別な表記がない限りは、
「有機JAS認証取得」または「栽培期間中、化学合成農薬・肥料不使用」な商品です。
定期宅配は、野菜の量がS、M、Lの三種類あって、我が家はSサイズの宅配。
Sサイズを約1週間で消費するようなイメージです。
家族の人数によってサイズを選べるんだね。
また、最初のお試し期間中は送料無料になっております。
お試し期間が終了すると、そこから送料が発生してきますが、本当に良い野菜は、食べてみると全然違います!
野菜がいきいきしているので、栄養価が高いんだなというのが、食べるだけで分かります!
↓より詳しい内容は『坂の途中』さんのサイトへどうぞ↓
…とここまで、『坂の途中』さんの宣伝をして参りましたが、要するに、
健全な肉体を持っていないと、健全な考え方には至らない、新しい発想は生まれてこない
そんな風に強く思います。
「本気で生き方を変えたい!」と思うのなら、食生活から変えると近道かもしれません。
食生活って、「衣食住」という言葉の通り、生活の三本柱の一つですからね。
【★5】体にも自然にも優しい洗剤を使用する(SDGs目標14、海の豊かさを守ろう)
洗濯する時に使用するマグちゃんって、実際どうなんですか?
マグちゃんといえば、洗濯洗剤を使わずに洗濯機を回せるという、アレです。
そんなに大きいものじゃないですよ。
我が家では4年前から始めていて、1年に1回購入しています。
我が家では、合計4個、洗濯機に投入しています。
よっぽど臭いが気になる時は洗濯洗剤を使用する時もありますが、近いうちに洗濯洗剤(合成洗剤)は卒業したいなと考えています。
なぜなら、合成洗剤を使用して洗濯した後の生活排水が、自然環境を汚している可能性が高いからです。
下記の洗剤を検討するのもアリです↓
ちなみにこちらの会社様は、食器洗剤も扱っています↓
お風呂場の洗剤も…↓
さらにはトイレ洗剤も…!
一人一人が生活排水を徹底的に見直すことで、海の環境を保全することにつながります。
できるところから変えていかなくちゃね!
参考までに、マグちゃんの中身はこんな感じです。
古くなったマグちゃんの袋を切り取ると…。
↑ こんな感じ。
我が家の土に還しておきました。
【★6】着ている服はどこでどのように作られたもの?(SDGs目標10、人や国の不平等をなくそう)
「衣料品の製造が、ウイグル族の強制労働に関与」といったニュース、ご存じないでしょうか?
あ、そのニュース、テレビで見たことある…
私はそのニュースを知った時、結構ショックだったんですよね。
なぜなら、自分が「この服良いな」と思って買っていた服が、もしかしたら、中国のウイグル族の強制労働によって作られた商品かもしれない、という可能性があることを知ったからです。
そのニュースの調査によれば、全社とも否定はしているけど。
でも、こんなことを言い出したらキリがないのかもしれないのですが、
「その商品は、本当に強制労働なしで作られて、フェアな取引をされてできた商品なのか?」
と聞かれたら、正直、現場を見ていないので、分からないんですよね。
疑い出したらキリがないのですが。
そうなってくると、私たちにできることって、何があるのだろうかと考えるのです。
私なりに考えた対策は、
- 必要以上に服を買わないこと
- 服を買うのであれば、普段からニュースを見て、商品を出している会社を選ぶこと
です。
必要以上に買わなければ、強制労働によって作られた(かもしれない)商品を買わなくて済みます。
また、信頼のおける会社を選んで服を買うことによって、企業へ向けてけん制することができます。
強制労働で作られた商品を買うってことは、間接的に、その強制労働をさせているのと同じことです。
見て見ぬフリをして楽な方に流されてしまう気持ちは分かるのですが、
自分が逆の立場になった時のことを想像すると、それって他人事ではないのです。
たとえば誰かがいじめられていた。
それを見て見ぬフリをした。
それによって自分自身は守られたかもしれない。
でも、結果として、たとえばそのいじめられていた人が心を病んだり、もっとひどい状況になった。
…そういう状況と同じことが、企業レベルでも起きてしまっているということなのです。
本当に、一人一人がよく考えて行動していかないと…。
【★7】食品ロスを減らすための買い物をしてみよう(SDGs目標12、つくる責任・つかう責任)
これに関しては、「無駄な買い物を減らしていこう」というのが大前提です。
さらに、タイミングが合えば、
「廃棄されそうな食材で、家ですぐに使えそうなものがあれば買い取ろう」
という気持ちも大切なのかなと考えています。
それについては、過去にこんな記事を書いてみました。
上記の記事は、食品ロスに着目して書いてあります。
食品ロスを減らすこともまた、一人だけの力では到底できません。
なるべく多くの人が意識をして買い物・食事をすることが大事なのだなと痛感しています。
【★8】使い捨てカイロは再利用できる(SDGs目標15、陸の豊かさも守ろう)
使い捨てのカイロを再利用できるって、ご存じでしたでしょうか?
ごめんなさい、私は存じ上げませんでした。
最近読んだのは、こんなニュース↓
『使用済の「使い捨てカイロ」で水をきれいに 環境のため再利用…夢は大阪万博「夢洲の海を浄化したい」』(まいどなニュースより)
なんと、使い捨てのカイロを再利用して、水をキレイにすることができるのだそうです!
今まで捨てちゃってたよ!もっと早く知りたかったな!
水をきれいにする仕組みに関しては、上記の記事で詳しく書かれてあるので、読まれてみてください。
使い捨てのカイロをどこに持っていったらいいの?送り先は?
この素敵な事業をされている会社様と、その送り先は、下記のHPに載っているので、ご確認ください↓
使い捨てカイロの送り方や送り先はこちらまで ⇒GoGreenGroup株式会社
実際に送ってみました↓
役に立っているといいなぁ…。
他にも、消臭剤、除湿剤、あるいはガーデニングの際の土壌改良用としても活用できます!
消臭剤として使用するなら、袋に入ったままシューズに入れればそれでOK。
除湿剤として使用する場合は、湿気を取り除きたいクローゼットなどに、袋のまま忍ばせておけば、再利用できて、除湿剤を購入せずに済みますね。
また、ガーデニングをされる方には朗報です!
これはちょっと面倒な作業かもしれませんが、カイロの袋を切って、中に含まれる塩分を取り除いて、それを土に混ぜると、土壌の鉄分が補給されるそうです。
塩分を取り除くには、コーヒーフィルターを使って濾過する必要があります…。
えー、そこまでやるのはちょっと手間なんじゃないかなぁ…。
って思うかもしれませんが、ガーデニングに凝っている人だったら、そのぐらいのことは平気でやると思いますよ。
ガーデニングが趣味の人からしたら、土は命なのです。
たぶん、喜んでやると思います。
気になる方は是非試してみてください!
【★9】社会貢献のできる検索をしてみませんか?(SDGs目標15、陸の豊かさも守ろう)
みなさんは、どうやってネット検索をしていますか?
いや、普通にググってますけど。
そうですよね。
「ググる」という言葉にもあるように、結構多くの人が、Googleを使って検索しているのではないでしょうか?
Google、Yahoo、Bingなど…。
その候補に、「Ecosia」を追加してみませんか?
エコシア?
簡単に説明すると、この「Ecosia」という検索エンジンで検索をすることによって、そこから発生した広告収入が、木を植えることに使用されるというものです。
約45回検索することで、1本の木が植えられるシステムになっています。
自分が何回検索したのかは、検索画面で確認することができます。
下の写真右上にある木の下に数字がありますよね。私の場合は10回。これが検索した回数の合計になります↓
グーグルやYahooも便利なので、手放せないのですが、ちょっと気がついた時に、「Ecosia」で検索してみませんか?
アプリのダウンロード先は、下記の通りです。
「Ecosia」を使用してみると実感するのは、
余計な広告表示が少ない!
なので、純粋な検索結果を見てみたい、という人には、とても使い勝手がいいのではないでしょうか。
「Ecosia」を使って、植樹に貢献しましょう!
【★10】社会への疑問や意見は、積極的に届けよう(SDGs目標17、パートナーシップで目標を達成しよう)
ふとした時に、社会の在り方に疑問を感じることってないですか?
あるある。政治のニュースを見ていると、「えっ、なんでそんな決定になったの?」って驚く時があるから。
そんな時、自分の意見を伝えられる窓口が、実はちゃんと用意されているのをご存知でしょうか。
選挙も、自分の意思表示をする重要な方法ではありますが、意見箱に意見を言うのであれば、選挙が行われていなくても、意見を反映することができます。
選挙だと年齢制限があるけど、意見箱に意見を投書するのであれば、学生でもできるのね。
「今の政治に意見がある」
「こんなアイディアはどうだろう」
そんな意見があるのなら、下記の首相官邸HPにある意見箱に、意見を書き込んでみてはいかがでしょうか?
リンクはこちらです ⇒首相官邸HP:ご意見募集
繰り返しになりますが、「見て見ぬフリ」「誰かがやってくれる」「自分一人ぐらいはいいだろう」というのが、結果的に生活環境を悪化させている大きな原因になっているのです。
いじめ問題にしても、ハラスメント問題にしても、地球環境の問題にしても、すべて、自分の意識と無関係ではないんです。
「身近で誰かが苦しんでいるのを見て見ぬフリ」というのを止めてみませんか?
「誰かがやってくれるから、まあ大丈夫だろう」というのを止めてみませんか?
「自分一人ぐらい何もしなくても大丈夫」と思うのを止めてみませんか?
自分にできることをしてみませんか?
それはほんの小さな一歩かもしれません。
正直なところ、首相官邸に、市民の一意見を伝えたところで、読んでもらえているのかどうかもわかりません。
それでも、今できることは一つ一つやっていきませんか?
一人がやるだけだと、それはわずかな力かもしれません。
ですが、大勢の人が、「もっと地球を良くしていこう」という気持ちで行動に移せば、それは大きな力になるはずです。
終わりに:SDGsで生活を変える!具体的な取り組み・個人でできる方法
「自分さえよければそれでいい」
世界では、そんな考え方がどうやら通らなくなっているようです。
自分さえよければ、と言っても、この地球は、自分も住んでいる場所です。
「自分さえよければ、地球のことよりも、自分が楽しいことさえしていればそれでいい」
という考え方が、どうも通用しなくなってきています。
もちろん、自分が楽しいと思えることや、自分がやりたいことをするのは、素晴らしいことです。
ですが、この地球を自分の家に置き換えて考えてみた時、自分がやりたいことをするというだけでは、ダメなんだと思うのです。
「この地球を自分の家に置き換えて」と書きましたが、現に、この地球は、私たちの家同然の場所です。
やりたいことをするにしても、家同然のこの地球は守らないと、やりたいこともやがてはできなくなるかもしれません。
汚れたまま放っておけば、将来的に安全に住めなくなってしまいます。
一人で地球の問題をすべて抱え込むことはできないけれども、今ある問題の一つでも、自分ができることから始めることは、住める地球を持続させるための大事な一歩になるはずです。
また、こうした取り組みをより多くの人に知ってもらうということも、SDGsの活動としては大事な一歩になります。
よかったら、この記事をお知り合いの方に広めてください。
SDGsって、どこかの偉い人達が建前で決めた目標のように聞こえるかもしれません。
ですが、もしそうだったとしても、今回の記事で挙げた取り組みが無駄だということでは決してありません。
より多くの人がSDGsの取り組みを知り、できることから活動をすることで、少しずつ地球の生活環境は良くなっていくと信じています。
どうか、地球環境が良くなりますように。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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