肉を食べるのってやめるべきですか? でもマラソンランナーって、肉を食べるのは欠かせないですよね?タンパク質欲しいですよね?
今回はそんな疑問について考えてみたいと思います。
こんにちは、アオイソラです。
「誰やねーん!」と思われた方は下記をご覧くださいませ↓
今回、「肉食はやめるべきなのか?」について、ちょっとだけ本気を出して考えてみました。
なんで急にそんなことを考えるに至ったか、その経緯からお話しをして、
「じゃあ、肉食をやめたらタンパク質とれないじゃん!どうしてくれる?」
という疑問の部分にまで話を進めてみます。
アオイソラさんは、今は肉食をやめているのですか?
結論から言うと、今は、なるべく肉を摂らないようにしています。
今回の記事では、肉食について、
「こういう考え方もあるよ」
という一例を示せたらいいなと思います。
なので、「こうするべき!」という答えはありません。
もちろん、「みんなこうした方がいいよ!」と強制するつもりはありません。
その代わり、
「将来的にはこうしていくのもアリかもね」
という、数ある考え方のなかの一つの提案はできるので、参考にしてくだされば幸いです。
目次
「肉食はやめるべき?」という疑問に至った経緯~マラソンランナーの食事で肉は欠かせない?SDGsとのバランスは?~
そもそもなんで急に、「肉食はやめるべき?」とか思ったの?
確かに唐突な話ですよね。
最近SDGsへの関心が高まり出していて、調べていくうちに、自分の考えと行動に矛盾があることに気がついたのです。
どういうことかというと、この記事を読んで頂くとわかりやすいです↓
食肉用に動物を育てるためには、膨大な量の土地、飼料、そして水が必要です。それに加え、畜産業は温室効果ガス排出の大きな要因となっており、国連食糧農業機関(FAO)によると、年7.1ギガトン(CO2換算)を排出しています。これは人為的に排出されている温室効果ガスの約15%に相当します。
HUFFPOST記事『肉を食べることは環境に悪影響? デンマーク、スウェーデン、ドイツが食肉税を検討するワケ』より引用
つまり、私が感じた自分の中の矛盾は、
SDGs的には、人間の食肉スタイルが実は温室効果ガス排出の大きな要因になっている
↓↓↓でも、それに対して…
マラソンが趣味の私にとっては、タンパク質を摂るために肉は欠かせないものになっていた
ということなのです。
SDGsに積極的に取り組もうと思っていた矢先にそんな疑問にぶつかってしまって、
「えー!この間までSDGsの記事上げていたのに、マラソンの練習した後に肉をたらふく食べていたら、それが環境的に負荷をかけていたなんて!ガーン!!!」
となったのです。
まあ、ちょっと考えればすぐにわかることなんですが、生活をしていると、その辺の因果関係が見えにくくなるんですよね…。
え、じゃあ、マラソンやめる?
いや、それはないです(キッパリ!)
肉やめるってこと?あ、やめようとしてるんだっけ?
肉食をやめてもマラソンのトレーニングに効果があるのかどうかっていうところが問題になるのかなと思って。
上記のハフポストさんの記事を読んでいると、デンマーク、スウェーデン、ドイツが検討している「食肉税」という考え方が、なんとなく将来的に現実味を帯びてくるのではないかと、個人的に思いました。
それが遠い将来なのか、近い将来なのかはわかりません。
もしそんなことが現実になった時、マラソンランナーに限らず、ほとんどの人の食生活がガラッと変わると思うのです。
あくまで想像ですけどね。
私としては、SDGsの行動と、マラソンの練習は両立していきたいと思いました。
じゃあどうしようか、ってなった時に、一つの映画(ドキュメンタリー)を見つけました。
次の項でご紹介しますね。
肉食はやめるべき?やめるきっかけの映画の話と、マラソンランナーの食事から肉を除いて得られる効果
肉食についてSDGsとのバランスに悩んだ時、偶然出会った映画
私が、肉食についてSDGsとのバランスに悩んだ時に、偶然出会った映画、それがこちらです。
『The Game Changers』(ドキュメンタリー、1時間25分、監督:ルイ・シホヨス)
詳しくは本編のほうを観て頂きたいのですが、なかなか説得力のあるドキュメンタリーでした。
基本的なことをガツンと教えられた感じで、衝撃的でしたよ!!!
一例をご紹介すると、
「牛肉に含まれるタンパク質は、牛が食べる植物に由来する」
「すべてのタンパク質は植物由来である」
「牛や豚、ニワトリは(タンパク質の)単なる中継ぎである」
という話です。
私は、この部分を聞いて、「あ、それもそうだよな…」とすごく腑に落ちたんです。
この映画では他にも、これでもかー!というぐらい、肉食をやめたほうがいい理由について、数々のアスリートの証言をまじえて解説されています。
トレイルランナーや短距離の陸上選手も出てきたので、マラソンとも無関係ではありません。
持久力系のスポーツ選手だけでなく、重量級の選手も登場しています。
スポーツの種類にかかわらず、菜食を実践して結果を残せた選手がいるということは、特筆に値することではないでしょうか。
ここで内容の全部を書くとネタバレになるので、興味がある方はAppleTVで購入されてみてください。
AppleTVで字幕付きの映画を買うことができますよ。
善は急げ!ということで、私は映画を観た後、さっそく肉無し生活をすることになりました。
ただ、完全な肉無し生活にするのは困難でしたね…。
例えば、餃子なんかは、中に肉が入っています。
意外と、生活から肉をなくすのって、現代人には難しいことだったりするんですね。
動物性の食品という意味では、卵だってそういうことになってしまいます…。
でも、現状、卵を無しにするのは厳しいと感じました。
※魚に関しては、今のところ食べています。
そっかー。やってみないと分からないことってあるもんね。
実践してみて、肉無しの生活にできるのは、一週間のうち5日間ぐらいでした(卵や魚の件は除きます)。
そして、これは今も実践しています。
なので、スーパーで肉コーナーで立ち止まることがなくなりました。
そういう生活をして、さあどんな変化が起きたのか、という話を次にしていきますね。
ちなみに、この実践をするにあたっては、『坂の途中』さんの野菜を一杯摂るようにしています。
※参考までにご覧ください↓
【菜食効果その1】肌荒れが解消された
肉を食べなくなったことで、肌荒れが解消されました。
私の場合は、唐揚げが好物だったのですが、食べた翌日はほぼ毎回、吹き出物ができてしまっていました。
まあ、これは想定内の効果でしたね。
好物なのにやめるって、しんどくなかった?
そうですね(汗)「さあやめよう!」と決意した瞬間が、一番キツかったですね(笑)
でも一回肉食をやめてしまうと、肉への欲求はかなり減りました。
【菜食効果その2】暴飲暴食がなくなった
次に、暴飲暴食がなくなっていることに気がつきました。
といっても、普段そんなに暴飲暴食しているわけではないのですが、「ついつい食べてしまう~!」という感覚がなくなったような感覚です。
別の言い方をすると、食べ物に踊らされなくなったという感覚です。
「もっと食べよう、もっと食べよう」という、際限のない食欲からは解放されました。
これは想定外の効果でした。
原因はわかりませんが、個人的にこの効果が一番すごいと思いました。
ランナーって、結構大食いの人が多かったりしません?(偏見?)
「カーボローディングだから」という理由をつけて、食べ過ぎることありません?(経験者です)
肉食をやめると、食事のバランスが改善されるような気がしました。
【菜食効果その3】胃もたれしなくなり、体が軽やかになった
肉を食べていた頃に感じていた、胃がもたれるような感覚がなくなりました。
おかげで、体が軽くなったようです。
単純に食事の量が減ったのもあるかもしれません(←それも菜食効果の一つではありますね)。
肉を食べなくなったので、胃のなかでいつまでも肉が残っているような、あの重たい感覚からは解放されました。
マラソンの練習において、これは良い影響を与えているようです。
胃が重たいと、走りにくいですしね。
「肉食をやめたことで、ランニング中、すぐに疲れやすくなったりしないのか?」
そんな疑問が私の中にはありました。
ですが、肉をやめたからといって気力体力がなくなるという感覚は、今のところありません。
むしろ、消化の負担が減って、内臓が正しく機能しているような感覚があるので、内臓疲労から遠ざかっているように思います。
【菜食効果その4】食後に感じる気だるさがなくなった
肉を食べた後って、妙に気だるくなって、眠たくなりませんか?
私の場合、肉食をやめると、食後の妙な気だるさがなくなりました。
気だるさがなくなることで、日中の活動時間帯のパフォーマンスは以前よりは多少は上がっている気がします。
マラソンの練習前に、気だるさを感じることがなくなったことで、スムーズに練習に打ち込めるようになっています。
まとめ:肉食はやめるべき?マラソンランナーの食事から肉を除いて得られる効果
いかがでしたでしょうか?
肉食をやめるとどんな利点・効果があるのか、おさらいしておきます。
- 肌荒れが解消された
- 暴飲暴食がなくなった ⇒無駄な食事をしなくて済むようになった
- 胃もたれしなくなり、体が軽やかになった ⇒走りやすくなった
- 食後に感じる気だるさがなくなった ⇒練習への取り組みやすさにつながった
私が個人的に感じた効果としては以上の通りですが、これは、SDGsの取り組みにもつながることです。
- 目標13、「気候変動に具体的な対策を」…肉食をやめることが、食肉となる動物を育てる土壌において温室効果ガスの排出を減らすことにつながる
- 目標15「陸の豊かさも守ろう」…肉食をやめることが、生態系の保護・回復につながる
つまり、肉食をやめながら趣味のマラソンをすることと、SDGsは、ちゃんと両立できます。
最初は、
「栄養摂らないとマラソンなんてできないよー」
と、単純に考えていましたが、必ずしも肉を食べないといけない、というわけではなく、野菜からでもタンパク質は摂れるのですね。
マラソンの練習にも、今のところマイナスの影響はありません。
肉食から完全に卒業することはまだまだ難しいのが現実ですが、ほんの少し肉を除いただけでも、体調はかなり変化するように、私は感じました。
もちろん、個人差はあると思います。
それに、これは強制するものでもありません。
今回ご紹介した映画『The Game Changer』でも、冒頭ではこのように述べられています。
本作は多くの医療団体等から承認を得ていますが、医療目的では製作していません。ご自身で行動する前に必ず専門家に相談ください。
『The Game Changers』(ドキュメンタリー、1時間25分、監督:ルイ・シホヨス)より
私は今回の記事では、決して、「みんな!肉食をやめよう!」ということが言いたいのではありません。
あくまで、
「肉を食べなくてもランナーって大丈夫なの?」
「SDGsとマラソンって両立できるの?」
といった疑問について、あくまで私なりに考えてみた一意見ですので、ご理解頂ければと思います。
個人的には、肉を食べるのをやめた結果、体の調子は良くなりました。
野菜が良いから、というのもあると思います。
こちらも、気になる方はご覧ください↓
ということで、今回は、SDGsにからんだマラソンランナーの食事について、肉食はやめるべきなのかどうか、について考察してみました。
みなさんの今後の生活にお役立てください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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