マラソンの練習って、とにかく時間が必要ですよね。でも、仕事や家庭の事情があると、なかなかランニングできなくてストレスになるんだよなあ。なにかいいアイディアがあれば教えて欲しいな。体験談もあると嬉しい。
こんな悩みを持たれている方へ向けた記事です。
こんにちは、アオイソラです。
会社員をしていた頃、私はほぼ毎日この悩みと付き合っていたので、ランニング好きな方がこういう悩みを持たれることが多いのはすごく理解できます。
そこで、私がこれまでに実践してきた(なかには今も実践している)方法を以下の通り書き出してみました。
- 走れる時に走る
- 週末だけ走り、平日は筋トレに特化する
- 時間がない時こそ、質の高いトレーニングについて自分なりに研究する
- 通勤ラン(出勤ラン・帰宅ラン)をしてみる
- 早起きすることが苦痛でないなら朝ランする
- ビルドアップ走は時短メニューにふさわしい
- 生活全体のバランスを見直す
基本的には時間の制約が問題なのかなというところですが、捉え方によっては、その時間の制約問題はすぐに解消されます。
もうそんなのとっくにやってるよ!
という方法も中にはあるでしょうが、あらためて確認して頂くと、また新たな気づきがあるかもしれませんので、是非目を通してみてくださいね!
それでは、どうぞ!
目次
マラソンと仕事・家庭を両立させる方法
走れる時に走る
ややこしいことは考えず、走れる時に走りましょう。
とてもシンプルな話ではありますが、これが基本になる考え方です。
仕事や家庭とのバランスを取ったうえで、走れる時に走るというのが、難しいことを考えなくて済む、一番楽な方法ではないでしょうか。
「走れる時に走って、走れない時は走れないから仕方ない」
そのように割り切ってしまえば、仕事や家庭との両立についての悩みはかなり軽減されます。
マラソンが楽しくなって、もっと走りたくなる気持ちは、とてもよくわかります。
私も一時期、マラソンに盲目的にハマった時期があったので、本当によくわかるんです。
ただ、ハマりすぎると周りが見えなくなってしまって、仕事や家庭とのバランスがうまくとれなくなるかもしれません。
そういう意味ではやはり、
「走れる時に走って、走れない時は走れないから仕方ない」
そういう風に割り切ってしまうのが、精神安定にもいいですし、なにより、マラソンを長く楽しめるようになります。
★マラソンの練習で失敗した話も合わせて読んでみてください↓
週末だけ走り、平日は筋トレに特化する
週末が休みと決まっているのであれば、いっそのこと週末だけ走ると割り切ってしまえば、仕事や家庭との両立がうまく取れるようになります。
いわゆる週末ランナーという道ですね。
そうすると、こんな声が聞こえてきそうです。
週末だけ走っていたら、マラソンの目標タイムには届かないんだろうなあ。思い通りに走れないことが悔しいなあ。
そんな週末ランナーのあなたにおすすめなのが、
平日筋トレランナー・兼・週末ランナー
です!
平日は、自分が不足していると感じている部位の筋トレに特化して、週末のランニングでその筋トレ効果を発揮させる方法です。
私が会社員だった時に、時々取り入れていた方法です。
筋トレといっても色々な方法があり、私の場合実践していた方法は、
- お風呂に行く前に腹筋
- お風呂場でスクワット
です。
特にスクワットは足だけを鍛えているような印象があるのですが、実際は腰まわりや二の腕、首の後ろを使っているので、効果的に筋トレができるんですね。
実際、私はこのスクワットをがんばって1か月続けてみたことがあります。
そうすると、ある平日の朝の出勤時、歩いている時に気づいたんです。
軽やかに歩ける!
なかなか感じない足の感覚だったので、純粋に嬉しかったのを憶えています。
そういう筋トレ効果を平日に感じられると、今度は週末のランニングが楽しみになり、ランニング生活がうまく循環してくれます。
実際にタイムが良くなった記憶があります!
「平日でも走らなきゃ!」という焦りを感じずに済むので、それが心の安定となり、仕事や家庭との両立につながっていきます。
平日は筋トレに特化してトレーニングをして、週末にランニングをするという方法、是非お試しください!
時間がない時こそ、質の高いトレーニングについて自分なりに研究する
走れない時こそ、マラソン関連の本や雑誌に目を通して、今後の練習計画を立てる時の参考にしましょう!
市民ランナーの場合、監督もコーチもいないので、マラソンの練習に関しては100%自己管理で成り立っています。
走るのがうまくなるための練習も、
走って怪我をしないようにする方法も、
どんな風に休養をとるのか決めることも、
いかにして栄養を取り入れるかということも、
すべて自分で決めていく必要があります。
むしろ、すべて自分で決められることが楽しかったりします!
走る時間がない時こそ、今後のランニング生活を計画するチャンスです。
ケガをしない方法を考えるのもいいかもしれません。
よく痛みやすい体の部位について、「なぜそこばかり痛むのか」と考えてみるところから、今後の対策が色々見えてくるのだと思います。
そういう意味では、以下のような雑誌を一冊、手元に置いておくことをオススメします↓
ランニングが好きな方であればあるほど、走る時間がないとついつい悲観的になってしまいがちです。
ですが、見方を変えれば、走る時間がない時こそ、情報を取り入れる時間が与えられたのだ、とも言えます。
あなたにとってのベストなトレーニング方法について、あなたなりに研究してみませんか?
通勤ラン(出勤ラン・帰宅ラン)をしてみる
仕事場に出かける時、仕事場から帰る時に、電車や自転車を使わずに、走って通勤すると、それがマラソン練習の時短メニューになります。
通勤時間がマラソンの練習になるわけですから、仕事や家庭との両立を図るにはもってこいの練習方法ですよね。
もし通勤ランができるのであれば、軽くジョギングをする感覚で走るのが、仕事との両立を図る上ではちょうど良いです。
そして、帰宅する時に走るのであれば、もし元気があるのであれば、あえて遠回りして家に帰るという方法もあります。
遠回りして帰る場合は、帰宅時間を家族にちゃんと伝えることが、家庭との両立を図る上では大切ですね!
ここで、帰宅ランをされる方へのオススメのグッズを紹介させて頂きます。
↑私も使っているのですが、大変明るいので、夜道を走る時には大変重宝します。体にたすき掛けをしてもいいですし、リュックを背負っているのであれば、そのリュックにつけておくこともできます。
ただ、体にたすき掛けをしたほうが、前からも後ろからも視認されやすいです。
夜道を走られる方であれば、ベルトライトだけではなく、片手で持ちながら走れる懐中電灯を携帯しておくと便利です。
夜道で、相手から確認されやすいようにするだけでなく、自分からも周りを確認するために、懐中電灯は必要です。
上記の懐中電灯は、USB充電もできるし、電池でも使えるので、多機能で、しかもコスパがいいのでオススメします。
あまり高いものよりは、これぐらいコスパの良いものの方が、使い倒しやすいので、気持ちが楽ですね。
通勤するわけですから、ある程度はものを入れておけるリュックで、かつ、走りやすいようにするために、上記のようなリュックは役に立つはずです。
同じようなことの繰り返しになりますが、通勤ラン・帰宅ランは、季節によってはうす暗い場所を走ることになりますので、くれぐれも、安全第一でランニングを楽しんでくださいね!
早起きすることが苦痛でないなら朝ランする
生活環境や仕事柄、通勤ランはできないなあ・・・
もし走りたくて仕方がないぐらいウズウズしているのであれば、
朝ランをしましょう!
本当に走りたくて走りたくて仕方のない方にオススメです。
なぜなら、走りたい気持ちが強い人ほど、早起きすることが容易になるからです。
私も一時期は朝ランに、どっぷりハマりました!
会社員だった私がよくやっていたのは、朝4時に起きて、4時半から走り出し、6時から6時半に戻ってきて、その後お風呂に入って、それから出勤する、という方法でした。
走った後の爽快感がたまりませんでした!
気分よく会社にも行けたので、仕事にも良い影響を与えてくれていました。
大人になると、静かに朝日を見ることが少なくなるのですが、朝ランをすることで、その贅沢な時間を得ることができます。
朝ランは、仕事や家庭に本当に良い影響を与えてくれるので、早起きすることが苦痛にならないのであれば、オススメします。
ビルドアップ走は時短メニューにふさわしい
ビルドアップ走は、その中にあらゆる要素が含まれている、時短で練習するにふさわしいランニングメニューです。
走り始めはウォームアップ、そのまま走り続けて体が慣れてくる頃にペースが上がり、体の調子が乗ってきた終盤でダッシュをするんです。
私の場合は、走る時間が週末しか取れない時期に、週末にビルドアップ走をひたすら行って、筋力を維持させました。
ビルドアップ走は、時間がない時こそ、とりあえずやっておくと、
「一通り練習できたかな」
という気分になります。
いえ、やった気分になるだけでなく、実際にビルドアップ走はそれなりに体を追い込んでいるので、れっきとした練習なので、自信を持ちましょう!
仕事や家庭との両立で悩んでいる方にとっては、「マラソンの練習をやった」という実感が必要です。
ビルドアップ走は、たとえ短い距離であっても、練習内容が濃いので、まさに効果的な時短メニューなんです。
ビルドアップ走を是非ご活用ください!
★ビルドアップ走をはじめとした基本的な練習メニューについて、下記の記事でまとめているので、よかったらご覧ください!
生活全体のバランスを見直す
さて、ここまで書いてきたのは、
- いかに時短でマラソンの練習をするか
- いかにランニング以外のトレーニングをするか
についてでした。
ですが、こんな風に感じておられる方、いないでしょうか?
ランニングをするために、あれこれと時短メニューを組んで、工夫して練習してきているんだけど、うーん…。正直、まだなんとなく不満が残ってしまうのは、なんでだろう?
そんな方におすすめするのが、
今一度、仕事環境や家庭環境を見直してみること
です。
つまりは、
自分の生活環境が、自分にとって適正なのかどうか、そして今後もそれは適正で、今後も楽しくマラソンを続けていけるのかどうかを見直す
ということにつながります。
仕事は仕事、家庭は家庭、マラソンはマラソン、別の話でしょ?
そう思われるかもしれません。
ですが、仕事をしているのも、家族と生活しているのも、マラソンをしているのも、同じ自分自身がやっていることなので、心の持ち方はかなり全方位で影響していきます。
たとえば、会社で長時間残業ばかりしていたら、疲労困憊して、それこそマラソンどころではないし、また、あなたが長時間残業している間は、家族が家で家事をがんばってくれていたりするわけですよね。
それに、仕事が大変すぎると、いくら走れる時間があっても、心からマラソンを楽しめない状況にもなったりますよね。
上記は、すべて私が体験していることです…
「じゃあどうしたらいいの?」という質問がきそうですが、こればっかりは、自分自身で仕事なり、家庭の状況なりを見直していくしか他にありません。
以下、私の体験談を書かせて頂きます。
マラソンがやりたいことだと気づけることは、本当に幸せなことだと思います。
やりたいことがある、というのは素晴らしいことです。
ですが、そのやりたいことができないからこそ、仕事や家庭との両立に悩むのですよね。
私の場合は、前の会社に通っていた時、仕事が忙し過ぎて、しかも今後ますます忙しくなる展望が見えてしまい、
「このままだと、もう一生マラソンをしなくなってしまう」
そう思い、大変不安になりました。
生きがいを失う不安を感じる上に、仕事は忙しく、そして、その仕事は常に負担の大きすぎるもので、私は病んでしまって、その時は休職することになりました。
マラソンに限らず、自分の趣味もできないような生活を毎日送らないといけないのは、本当に辛いことです。
もちろん、その仕事に信念を持って取り組んでおられるのであれば、問題はないと思います。
そういう方であれば、ランニングできないという不満も、ある程度は受け入れられると思います。
ですが私の場合は、会社の仕事に対する信念がなく、後ろ向きな考え方でいました。
あくまで私の場合の話です。
私の場合は、自分の生活を自分でコントロールしたかったので、フリーランスの道を選びました。
そうすることで、走る時間は確保できていますし、やりたい仕事をしているので、100%仕事と向き合って、「よし、頑張って稼ぐぞ!」と思えますし、家庭においても、家事や育児にかかわることができて、家族の精神安定にも貢献できていると感じています。
マラソンと、仕事や家庭との両立を考えることは、実は生活全体のことを見直す良いきっかけになっていたのです。
やりたいことがあるっていうのは、本当に素晴らしいことだと思います。
マラソンを仕事にすることはできなくても、マラソンを楽しめる環境に変えていくことは可能です。
仕事や家庭のどこかを改善してみることで、マラソンにも良い影響を与えてくれるはずです。
まとめ:マラソンと仕事・家庭を両立させる方法
では、おさらいです。
- 走れる時に走る
- 週末だけ走り、平日は筋トレに特化する
- 時間がない時こそ、質の高いトレーニングについて自分なりに研究する
- 通勤ラン(出勤ラン・帰宅ラン)をしてみる
- 早起きすることが苦痛でないなら朝ランする
- ビルドアップ走は時短メニューにふさわしい
- 生活全体のバランスを見直す
マラソンに限らず、生活の時間を作ったり、生活そのものを見直したりすることは、自分の成長につながります。
「改善しよう!」という気持ちが、すべての行動に良い影響を与えてくれて、ひいてはそれが、「マラソン・仕事・家庭」のバランスを良くしてくれます。
「マラソンと、仕事や家庭とを両立しないと!」
そんな風に焦るのではなく、ひとつひとつ改善していくことを楽しむことができれば、しめたものです。
「マラソン・仕事・家庭」のバランスを良くするための改善を楽しんでみましょう!
今回紹介させて頂いた、どれか一つでも取り入れてみて、楽しいマラソン生活、ワクワクするようなランニングライフをしていきましょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
↓よかったら下のボタンをポチッと押してくださいませ!