「学校や習い事で、先生を怒らせてしまった。トラウマだ」
「先生に理不尽な怒られ方をされてショックを受けている。解決したい」
こんな方に向けた記事です。
こんにちは、アオイソラです。
詳しいプロフィールはこちらをご覧ください↓
先生を怒らせてしまうと、とにかく気まずいですし、早くなんとかしたいと思いますよね。
私も小学生のころ、先生を丸1か月間も怒らせて苦労した経験があります。
本記事では、そんな私の体験談を元に、先生を怒らせてしまったときの謝り方や、許してもらえなかった時の対処法についてお伝えします。
目次
先生を怒らせた時の謝り方5選
①「~をしてしまい、ごめんなさい」
ただ単に「ごめんなさい」と言うのではなく、何をしでかしたから「~してしまって、ごめんなさい」と伝えるほうが良いです。
こう伝えることで、先生には、自分がなぜ謝っているのかというのが伝わることになります。
先生のほうも、生徒が何故、どういう思いで謝っているのかを知りたいものです。
実際、私も小学生の時に、この方法をよく使っていました。
小学校高学年のとき、私のクラスの担任になったのは女の先生でした。
わりとすぐにヒステリックに怒る先生だったのをよく覚えています(笑)
その先生が、悪ガキを怒る時に、こんなことをよく言っていました。
「なんで謝っているのかを言いなさい」
「謝るときは、どうして、何をしてごめんなさいなのか、はっきりしなさい」
悪ガキが長い時間そんな風に諭されているのを目の当たりにしていました。
私は怒られたくない・・・。
それ以来、私は学校で謝るときは、謝る理由を考えるクセがつきました。
②なるべく早めに、先生の目の前で謝る
先生を怒らせてしまって、でもその瞬間に謝るタイミングがないこともありますよね。
そんな時は、授業が終わってから、すぐに先生の元へ歩み寄り、謝ってみましょう。
「先ほどは、~をしてしまい(~と言ってしまい)すみませんでした」と。
すぐに先生の元へ歩み寄り、というのがポイントです!
なかなか大変な行動かもしれません。
ですが、勇気を出して、先生に歩み寄ってみてはいかがでしょうか?
そうすることでこちらの誠意が伝わって、印象が良いです。
そしてもし、この行動をして期待していたような結果が得られなくても、「次の対策(※)があるから大丈夫だ!」くらいに思って、気楽にかまえていましょう!
※次の対策は後述しています。
小学生のときって、謝ることがなかなかできないものです。
子供同士の「ごめん」くらいなら、まだ言えるかもしれません。
でも、大人相手となると、この行動のハードルはうんと高くなりますよね。
厄介なのは、先生には、その行動のハードルの高さは感じにくいことです。
どういうことかと言うと・・・。
私の経験をお話しますね。
卒業文集って、ありましたよね(今でもあると思うのですが)。
小学6年生の私は、たまたま、卒業文集の実行委員長に選ばれてしまっていました。
それで、文集にどんな特集を組もうかという話になり、過去の卒業文集を参考にして、委員会のメンバー8名くらいで話し合った結果、「先生の成績表」という特集を作ろう、ということになりました。
特集記事を作るにあたって、私たちは、クラスのみんなにアンケートをとる、という方法をとりました。
これが間違いのもとだったのですね。
当時、私のいた学校の成績表は5段階評価でした。
私たちはそういう成績表しか知らなかったので、同じように、先生の成績表も、5段階で評価しないといけない、と思っていました。
クラスのみんなにアンケートをとったら、一部の悪ガキたちが、すべての教科において、5段階評価で一番悪い1をつけたのです。
集計した数字から、各教科の平均を出したら、成績表はひどいものになりました。
それが先生の目に留まったのは、確か、クラス全員で卒業文集の話し合いをしていた時でした。
ただでさえすぐに怒る先生でしたので、当然、その「先生の成績表」を見た瞬間、「何これ!」と怒り狂いました。
これは、たらればの話にはなりますが、もしあの時に、先生に歩み寄って、
「先生!それは間違った集計です。まだ先生に見せるものにはなっていません」
「誤解を招くようなものを見せてしまい、申し訳ありません!」
と、気の利いたことを勇気を出して言えたら、その後の大惨事には至らなかったのにな、と、つくづく思います。
(さすがに気の利いたことはすぐには出てこないかもしれませんけど)
あの時、謝るためのちょっとの勇気が出なかったんですよね。
反面、先生には、こちらの勇気の部分までは理解できないものなんですね。
勇気がないとできない行動だけれども、勇気を出して真っ先に謝れば、先生には「ちゃんと謝ってもらえた」という気持ちが伝わるのです。
③先生がなぜ怒ったのかを分析してみる
①、②の謝り方をしても、先生がすっきりしない表情を浮かべている場合もあるかもしれません。
そんな時はまず、先生がなぜ怒ったのか、振り返ってみませんか?
先生は、どんな出来事が起きた後に、表情が曇ったのでしょうか?
先生は、どんなことを言われた時に、怒ったでしょうか?
先生に怒られた時の、自分や自分以外の生徒の反応はどんなものだったでしょうか?
その反応は、先生にとって気持ちの良いものだったでしょうか?
そうやって一つ一つ分析していくと、先生が一体何に怒っていたのかが見えてくると思います。
私の先ほどの経験の場合、先生が怒っていた理由は、以下のようなことです。
・成績表に1とか2が何個もついていた
・それを加工もせずに先生に見せた(先生の目に留まるところに置いた)
・すぐに謝らなかった
要するに、先生への敬意が見られなかった、という一言に尽きます。
ただ、ぶっちゃけたことを言ってしまうと、クラスのほとんどの生徒が、そもそも先生に敬意を払っていなかったと思います(笑)
なので、正直な結果が出てしまい、正直な気持ちが伝わっただけだという見方もできます(笑)
とはいえ、先生を無駄に怒らせず、こちらも痛い思いをせずに済む方法はあったんですよね。
たとえば、卒業文集の特集の組み方であれば、
・最初に出た集計結果に手を加えて、4とか5ばかりにする
・アンケートで数字をもらうのではなく、教科ごとに思い出に残っていることを書いてもらう
・教科に限らず、先生とのやり取りで思い出に残っていることを書いてもらう
・成績表につける数字については、委員会のメンバーが後で3から5の範囲でつける
・あるいは、成績表に数字をつけない
などです。
私は、当時の先生の年齢に近づいてきているわけですが、今なら分かることがあります。
それは、
「先生も、大人である以前に、人間なんだ」
ということ。
生徒の側は、自分たちは子供で、先生は大人、という目で先生を見ていると思います。
でも、違うんです。
先生は、大人である以前に、人間なんです。
先生は、先生である以前に、人間なんです。
やられて嫌なことは、子供も大人も同じです。
当時、小学6年生だった私には、まだそういう視点がありませんでした。
だから、たかが子供のつくった成績表の集計をみて怒り狂った先生を見ても、
「また先生が怒っている」
くらいにしか思えませんでした。
怒り狂った先生が、そのまま教室を出ていくのを見ても、私は席に座ったまま、その姿を見ているだけでした。
先生側の視点に立って、何故、どういう心理で怒ったのかを分析してみるのも、一つの手です。
その時に役に立つ本をご紹介しておきます。
どうやったら怒りが消えるのか、どうやって怒りと付き合っていけばいいのかについてのノウハウ本です。
かなり分かりやすく、マンガも織り交ぜながら解説してくださっているので、小学生でも手に取りやすいかもしれません。
「アンガーマネジメント」は、あの世界的テニスプレーヤーのロジャー・フェデラー選手も取り入れているぐらいです。
これを読むと、相手が今どんな状況で怒っていて、どんな心理状態にあるのか、分析しやすくなるはずです。
また、学校の人間関係全般で悩んでいる時におすすめなのが、こちらの本です↓
こちらは友達関係をメインに取り扱っていますが、人間関係に悩んだ時に開いてみれば、何かと参考になるはずです。
ぜひ手に取って見てみてくださいね。
④誰かに言われる前に、自分から謝りに行こう
先生を怒らせてしまった時、先生に謝りに行くという行動を決めているのは誰でしょうか?
これがもし、ほかのクラスの先生だったりすると、怒っている当の先生は気分が悪いかもしれません。
先生は、生徒が自分から、自分の意思で謝りに来てほしいのですからね。
謝るには、先手先手の行動が大事です。
是非とも、自分で謝ることを決めて、自分から謝りに行きましょう。
その方が、絶対に解決は早いです。
⑤先生に謝りに行った時に、先生の気持ちを引き出してみよう
先生にも、言い分があると思います。
怒った理由は、あったかもしれないし、なかったかもしれません。
もし怒った理由がなかったにしても、人の感情というのは、その時の現象だけに左右されるものではありません。
過去に、生徒がこんなことをしていて、その時に先生が注意したにも関わらず、その生徒の行動は改善されていないため、先生がついに怒った、なんていう場合もあるかもしれません。
先生の感情の原因は、先生が一番知っている部分です。
先生に謝っても、先生が浮かない表情をしていたら、先生の様子をうかがいながら、先生にたずねてみるのも、いいかもしれません。
そうすることが、先生の怒りを鎮める解決策につながるのではないかと思うのです。
先生を怒らせてしまい、謝っても許してもらえない場合の対処法
「謝ってはみたけれど、もう手遅れだよ。後の祭りだよ」
先生が相当怒っていて、謝り方うんぬんの段階ではなくなってきた。
上記の①から⑤までやってみたけれど、全然解決しそうにない。
先生の怒りは、5段階レベルのすでに5だよ。
これは、そんな方へ向けた対処法です。
①他の先生の助けを求める
もはや生徒は相手にしてもらえない段階かもしれません。
そんな時は、職員室におられる他の先生を探してみましょう。
こんなことを言ったら、世の先生方に私が怒られそうですが(笑)、忙しい先生と、そうでもないよっていう先生も中にはおられると思うのです。
その忙しそうではない先生が、一緒に謝りに行ってくれるかもしれません。
もうここまできたら、そういう期待を抱いてみるのです。
他の先生を手当たり次第当たってみるわけです。
でも、もっと効率的な方法があります。
その怒っている先生、許してくれない先生が、心を開いている先生を見つけるのです。
その怒っている先生が尊敬している、一目置いている先生を見つけるのです。
先生からも一目置かれたその先生が話に入ってくれれば、一番解決は早いです!
これはあくまで私の想像ですが、生徒を許してくれない先生に対して一番効き目が高いのは、(言葉は悪いのですが)権力のある先生の発言や行動です。
(あの(権力のある)先生を動かせてしまっている)という思いが、怒っている先生を冷静にしてくれます。
②謝る人を変更してみる
同じ生徒が謝りに行くから、状況が変化しない、という場合、違う生徒が謝りに行くと、先生は内心(おっ?)と思います。
これが先生の怒りを多少は鎮めるかもしれません。
戦略としては、時と場合にもよりますが、この②番を行ってから、上記の①番を行うのがきれいな流れかなと思います。
ただ、①番を行ってから、この②番を行う場合でも効果はあると思います。
いつも謝りに来る生徒とは違った生徒が動き出したことで、先生は逆に、「許すタイミング」を与えられるわけです。
先生の側からしても、本当は、仲直りするきっかけがほしい場合もあるのです。
③こちらの誠意を伝えても伝わらない時は
①番も②番もダメ。
何をしても先生は怒りを鎮めてくれない。
こんな辛い状況にまで追い込まれたら・・・。
もうそこまで状況が悪化してしまっていたら、むしろ、このブログを読まれているあなた自身の心の状態が心配です。
そんな状況にまで追い込まれていたら、いっそのこと、あなたが学校を休んでもかまわないと私は思います。
先生に許してもらえないというのは、想像以上に辛いものです。
余談ですが、学校を休みたくなったり、日曜日の夜になると辛くなる時、ありますよね。そんな時に読んでほしい記事をご紹介しておきますね↓
私の経験談・その後
さて、その後の私がどうなったのかについて、お話しておきますね。
冒頭にも書きましたが、怒って教室を出て行った先生は、その後、なんと1か月近くも、私たちの教室に入ってこなかったのです!
ずっと、職員室におられました…。
最初のうちは、こんなことはすぐに終わると思っていましたが、その考えは甘かったですね。
私たち卒業文集委員会は、青ざめていたし、何より、委員長である私は一番辛かったです。
給食も、本来なら自分の担任のクラスで食べるはずなのですが、先生は、職員室の隣の個室に引きこもってしまっていました。
別のクラスの先生が見かねて、
「給食を持って行け、お前と○○とで。それで、謝れ」
とアドバイスをしてくださいました。
特別、謝り方の具体的なアドバイスをもらったわけではありません。
給食の配膳を持って、とにかく謝りに行けと…。
私は当時、謝り方が分かりませんでした。
どう謝ったら、許してくれるのか、はっきり言って、なんの閃きもありませんでしたね。
今みたいに、インターネットで、謝り方を検索することもできませんでした。
本当に辛かったです。
先生に給食を持っていった時のことは、今でも鮮明に覚えています。
副委員長だった○○君と二人で、とにかく頭を下げました。
「申し訳ありませんでした。教室に戻ってきてほしいです」
そう伝えました。
それに対して先生は、こう返事をしました。
「先生は、あなたたちと一緒にご飯を食べたくありません」
「それから、○○(私の名前)と○○(副委員長くんの名前)のことは絶対に許さない」
子供ながらにショックでした。
大人から、許さない、と言われるって、相当なトラウマになるのです。
そして、担任の先生が不在のまま数日が過ぎた後。
私はついにダウンしてしまいました。
朝起きた時に、二階から下に降りて、母におはようと言ってすぐのことでした。
無意識に私は、「もう(学校に)行きたくない」と言っていました。
そして、これまた無意識だったのですが、その場でヘナヘナとしゃがみ込んでしまいました。
母はそれを見るなり、「休みなさい」とだけ言ってくれました。
母も、事情は知っていました。
私が休んだその日の教室での出来事は、後日、委員会のメンバーの女子から聞きました。
私が学校を休んだその日、隣のクラスの担任の先生(体育教師でした)が、教室に来て一通りの説教をしたそうです。
そして、その体育教師は、私が一番怒られていることを知っていて、説教の途中で、私を目で探したそうです。
私は休んでいたので、
「○○は?」
と、聞いたそうです。
「今日は休んでいます」
と誰かが答えました。
するとその体育教師は、
「…そうか」
と、ポツリと呟いたそうです。
何か思うところがあったのかどうか、私には確認するすべもありません。
私が休んだことで、
「なんとなくこの状況はヤバいのでは?」
と、思ったのかもしれません。
次の日、おそるおそる学校に行くと、なんと、この一連の騒動が終わっていました。
担任の先生が、なんともスッキリした顔をして、教室にいたのです。
そして…。
先生に私はまた謝りました。
謝り方なんて分からない私は、もはや、先生にひたすら謝ることくらいしか、思いつかないわけです。
そしたら、先生は、
「体調どうもない?」
と、逆に私に聞き返してきたのです。
正直、拍子抜けしましたね(笑)
その後、あの例の卒業文集がどうなったかというと、結局、先生の成績表は、コメントつきの、各教科4か5のついたものに落ち着きました。
担任の先生が、私や、委員会のメンバーのことを許してくれたのかどうか、それは分かりません。
なぜなら、その後も、怒鳴りはしないものの、国語の授業でことあるごとに、この騒動のことを持ち出してきては、長々と恨み辛みを話していたので…。
最終的に、先生にどう謝るのが正解だったのかは、私には結局分かりませんでした。
状況がこじれてしまってからは、どう謝ったって、許してはくれなかったような気がします。
これは私の想像ですが、私があの日、学校を休まずに登校していたら、先生はまだ、職員室に引きこもっていたのではないかと思います。
私が同じように苦しんでいるのを確認して、先生は溜飲を下げたのではないかと思うのです。
あ、これは、あくまでも私の想像ですよ。
もしかしたら、私が休んだことで、あの体育教師が、職員室に戻り、「先生、そろそろまずいですよ」とか言ったのかもしれませんし。
今思うこと。
それは、
「怒りは長続きしない」
「どんな辛いことも、間違いなく時間が解決してくれる、間違いなく」
です。
この先生との、ちょっとした後日談を書かせて頂きました↓
まとめ:先生に怒られた時は、誠意をこめて、早めに謝ろう
とにかく私が伝えたかったことは、
・謝るのは早めに!
・誠意を込めて!
です。これに尽きます。
謝り方をいくつか書かせては頂きましたが、基本は、こちらの誠意を伝えることです。
早めに!
本当に誠意があれば、自然と謝るのも早くなると思います。
今回ご紹介した本を再度挙げておきますね。
みなさんの学校生活が穏やかなものになることを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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私の体験をもとに、「こうしたらうまくいくかも」という方法を他にも色々と書かせて頂いています。
皆様のお役に立てますように。