「よく大人から、将来の夢は何?って聞かれるけど、将来何をしたらいいか、決め方とか全然わからなくて不安。どうしたらいいの?考え方を教えてほしいです」
そんな方々に向けた記事です。
こんにちは、アオイソラです。
「将来の夢がわからない」
「将来何をしたらいいのかわからない」
「将来どんな仕事をしたらいいのかわからない」
「やりたいことがない」
「やりたいことが見つからない」
「将来どうしていけばいいのか、目標(夢)がほしいけど、わからない」
などなど・・・。
そんな風に、ずーっと思い悩んでいませんか?
そんな学生さんの気持ちがわかるので、私の経験をもとに、私なりの視点で、将来への生き方の道筋を見つける方法を記事にしてみました。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
今回お伝えしたい要点は以下の2点です。
★「将来の夢が見つからない」という悩みそのものを解決する方法
★やりたいことを見つける方法
この2点について、まとめてみました。
1、将来の夢を決める必要はない
2、将来の夢は大それたものじゃなくていい
3、やりたいことを仕事にしないといけないわけではない
1、紙に箇条書きで書き出してみる
2、やりたいことをやっていそうな大人を実際に見てみる
3、やりたいことに至った経緯を本を読んで疑似体験してみる
では、ひとつひとつ確認していきましょう。
「将来の夢が見つからない」を解決する方法3選
1、将来の夢を決める必要はない
まず大前提ですが、
必ずしも将来の夢を決める必要はないんです。
子どもの頃から、「将来の夢は?」「将来の夢は?」と聞かれ続けてきたせいで、
将来の夢を決めないといけないと思い込んでしまっただけです。
将来の夢を決めないといけないと思うのは、
人の目を気にしているだけです。
もし、人の目を気にしたまま、将来の夢を決めたとしても、
その時は「すごーい」と言ってもらえるだけで、心は全く満たされないままです。
もう一度、大前提をお伝えしておきますね。
必ずしも将来の夢を決める必要はないです。
2、将来の夢は大それたものじゃなくていい
将来の夢は、何も大それたものじゃなくていいんです。
もしかしたら、「将来の夢」という言葉の響きに洗脳されているのかもしれません。
「将来の夢」というからには、スポーツ選手、俳優、声優、将棋の騎士、
宇宙飛行士、パイロット、医者、最近で言うならユーチューバーなど、とにかく分かりやすい夢じゃないといけないような気になっていないでしょうか?
そんな風に、
わかりやすい職業を目指さないといけないわけではないんです。
「将来の夢」っていうのは、誰かに納得してもらうためのものではないんです。
あくまで「将来の夢」は、あなたがどうなりたいか、ということ。
誰かの評価は関係ありません。
そしてそれは、大それた夢である必要はないんです。
誰かの評価ありきで答える「将来の夢」は、本当にやりたいことではないんです。
将来の夢に対して、大それたものを求めるのはやめましょう。
3、やりたいことを仕事にしないといけないわけではない
やりたいことがあったとして、将来それを仕事にしないといけない理由なんてないんです。
たとえば、あなたのやりたいことが、
将来はおいしい料理を一杯食べること
だったとします。
それを将来の仕事に結びつけようと思ってネットで検索したら、
食品の試作・開発の仕事
三ツ星レストランの紹介本を作るライター
みたいな仕事が出てくるかもしれません。
その検索結果を見て、
「なるほど、じゃあその仕事を目指そうかな」
って、なるでしょうか?
以前、食品の試作・開発の仕事をされている方をテレビで拝見しました。テレビで紹介されるということは、逆に言うとその仕事は、「ちょっと珍しい仕事」だとも言えます。
ロールモデル(具体的な行動事例)を目にしていたら、やってみたいという気持ちはわくかもしれませんね。
ですが、そうは思わない可能性も十分にあります。
おいしい料理を一杯食べることが将来の夢だったとしても、
だからといって、それに結びつく仕事がしたいとは限らないのです。
「じゃあそんな人はどうするの?」
ってなりますよね。
夢と仕事は切り離して考えていい
そんな風に、やりたいことと、世の中にある仕事とがなかなか結びつかないことは、よくあると思います。
でも、
夢と仕事は切り離して考えていいんです。
食べることが趣味なら、その趣味を大事にして、趣味のために働くことを考えてみましょう。
将棋が趣味だけど、だからといってプロ棋士になるほどの実力は全然持っていないのであれば、その趣味のためにお金を稼ぐ、というスタンスをとってみましょう。お金がたまったら、その貯めたお金で将棋の大会に参加してはいかがでしょうか。
写真が趣味だけど、だからといってプロのカメラマンになるほどの腕前がないのであれば、その趣味のためにお金を稼ぐ、という方法をとってみてはいかがでしょうか。お金がたまったら、その貯めたお金で高級なカメラを購入できます。
走ることが趣味だけど、だからといって走ることを仕事にできるほどの実力がないのであれば、その趣味のためにお金を稼ぐことを考えるのです。そうすれば、休日に大会に出られるような仕事を探すという、将来の方向性は見えてきますよね。
大好きな趣味のために仕事をする
そう心に決めた生き方なら、仕事で多少辛いことがあっても乗り越えていけますよ。
私は高校生の時、小説家を目指していました。
でも実際は、「小説が書きたい」というよりかは、「何か文章を書いていたい」という漠然とした気持ちだけでした。
当時の私には、趣味と仕事を切り離して考える、という発想がなく、
「やりたいことを仕事にしないとカッコ悪い」
そんな思いがあり、そして同時に焦っていました。
小説家、という表向きのカッコ良さに惹かれていただけかもしれません。
心の中では、「小説家になれっこないし、そんな才能もないし、どこかの会社に勤めるしかないんだな」という絶望感がありました。
やりたいことを100%やるか、全くやらないか、という極端な考え方しか持てずにいると、とても苦しいと思います。
あの時、大好きな趣味のために仕事をする、という考え方を身につけていたら、その後の仕事選びもだいぶん変わっていただろうなと思うのです。
この私の失敗談も、是非参考になさってください。
夢と仕事は切り離して考えていいんだと思えたら、心はだいぶん軽くなります。
将来の夢を見つける・やりたいことを見つける方法3選
1、紙に箇条書きで、やりたいことを書き出してみる
でも、そのやりたいことすら、よくわからない状態なんです。悩み過ぎて、もう頭の中がカオス状態です。
そんな方にオススメの方法は、
紙に箇条書きで、やりたいことを書き出してみることをオススメします。
その時にできれば、
- やりたいこと
- 得意なこと
という風に、2枠設けて、それぞれ書いてみましょう。
今現在のことだけではなく、子どもの時にやりたかったことや、子どもの時に得意だったことも、そこに書いてみてください。
どんな小さいことでもかまいません。
腹一杯食べたい、というのも、やりたいことの欄に書いてください。
寝るのが得意、というのも、得意なことの欄に書いてください。
「これって仕事には結びつかないよね」っていう考え方のクセも、せめてこの時だけは頭から捨てて、思い当たることは洗いざらい書いていきましょう。
自分にセーブをかけずに、どんどん書いていきましょう!
そうすると、頭の中がかなり整理されていくはずです。
そして、書き終わった後に、その紙を眺めてみましょう。
気づきは人それぞれかもしれません。
たとえば、こんなことに気がつくかもしれません。
「やりたいことに書いたけど、これはどちらかというと、得意なことだな」
あるいは、
「得意なことに書いたけど、これってもしかして、やりたいことなのでは?」
もしくは、
「得意なことだけど、これはやりたいことではないもんなあ」
という気づきもあるかもしれませんね。
私の場合は、趣味がマラソンなのですが、その趣味に目覚めたのは。30歳を過ぎてからでした。
振り返ってみれば、小学校の時も、中学校の時も、高校の時も、大学の時も、時々ではありましたが、早朝にジョギングをしたり、学校から帰ってからちょっと走りに出たりしていたのです。
でも私は、なんと30歳を過ぎるまで、その「好き」という気持ちに気がつかず、向き合おうともしていませんでした。
無意識に走っていただけで、それが好きなのかどうか、考えたこともなかったんです。
「小説家になりたい」という、表向きの「やりたいこと」に、本音が隠れてしまっていたんですね。
恐ろしいですね。。。
私の場合は、
ただちょっと得意なことだったけれど、好きなことだとは思いもしなかったケースです。
あの頃、もっと真剣に自分に向き合って、時間をとってでも本音を書き出すことをしていたらな・・・と思います。
なので、皆さんには、是非、本音を紙に書き出して欲しいなと、強く願います。
紙に書き出すことで、自分の意外な一面を知ることができるので、是非試してみてくださいね。
2、やりたいことをやっていそうな大人を実際に見てみる
やりたいことをやっていそうな大人が実際に周りにいるか、探してみましょう。
とはいえ、学生さんが接する大人って、学校の先生か、親御さんか、もしアルバイトをされていたら、そのアルバイト先の社員さんが、あなたにとっての大人像でしょうか。
でも、これを読まれている時点であなたは、「やりたいことをやっていそうな大人」に出会えていないのかもしれません。
『coconala』というサイトに登録して、他の人がどんなことをしているのか参考にしてみるのもいいかもしれません。
大人が、個人で自分の得意分野を売り出しているアプリです。
大人が様々なジャンルで、好きなことや得意なことを売りに出しています。
ジャンルとしては、デザインやWEB制作といったことから、「英語翻訳します!」という発注や、「恋愛やライフスタイルをアドバイスします!」という発注まで、本当に様々です。
まだ自分でやらなくても、「今、大人はどんなことをやりたいことにしているんだろう?」というのがイメージしやすいので、携帯にアプリを入れておいて、時々眺める、というのもいいですね。
あとは、このアプリもあります。
こちらは、ハンドメイド雑貨の販売がわりと多くて、あとは手作りの食べ物を販売していたりします。
どちらのアプリでもそうですが、大人たちは、その得意分野を売ることを結構楽しそうにやっている印象です。
少なくとも、嫌々やっていません。
嫌だったら、そんなサイトで、自分の手作り商品や得意分野を売りに来ないはずですから。
やりたいことをやっている大人を見ると、やりたいことがまだ見つからなくても、「自分もそうなりたい!」って思えます。
そして、あわよくば、「これなら自分もやってみたいな」という分野を発見できるかもしれません。
自分の知らなかった世界って、けっこうあると思うので、このアプリを見てみることは本当にオススメです。
3、やりたいことに至った経緯を本を読んで疑似体験してみる
やりたいことをやっている大人が、やりたいことに至った経緯について、本を読んで疑似体験してみませんか?
この方法は、特に今、学校が辛い、と思っている学生さんにおすすめしたいです。
なぜなら、そのプロセスを先に知っておいたら、社会に出てから必要以上に辛くならずに済む可能性が高いからです。
『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』汐街コナ著(あさ出版)
この本は、汐街コナさんを始めとした多くの大人が、いわゆるブラック企業を辞められなくて、その後どうやって立ち直っていったか、ということが漫画で描かれています。
※ちなみに汐街コナさんは、広告制作会社のグラフィックデザイナーを経て、現在は漫画やイラストの活動をされているようです。
本の趣旨とは少し離れますが、「やりたいことをやろうとして、その過程でもし失敗したとしても、また次に進める」って思えますよ。
『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』ちきりん著(文庫ぎんが堂)
社会に出てからの生活全般について、とても幅広く語られている本です。
全部は読めなくても、「おわりに」のところだけでも読んでみることをおすすめします。そこに、ちきりんさんの生き方の道筋が書かれてあるので、大変参考になると思います。
※ちきりんさんのプロフィールによると、ちきりんさんは、証券会社、米国の大学院留学、外資系企業を経て、現在は執筆や対談などをお仕事にされているようです。
『「敏感」にもほどがある』高橋敦著(きこ書房)
あなたが今もし、生きづらいと感じている学生さんでしたら、まずはその生きづらさが軽くなることを願います。
この本は、HSP(超敏感気質)の方が、どのようにして社会と折り合いをつけていったのか、一つ一つの事例を漫画で解説してくれています。
とってもわかりやすく、共感するところがたくさんあるかもしれないので、一度読んでみてください。
※高橋敦さんは現在、DTPオペレータ兼デザイナーのお仕事をされているようです。
まとめ:将来の夢がわからない学生が生き方の道筋を見つける方法
では、おさらいです。
1、将来の夢を決める必要はない
2、将来の夢は大それたものじゃなくていい
3、やりたいことを仕事にしないといけないわけではない
1、紙に箇条書きで書き出してみる
2、やりたいことをやっていそうな大人を実際に見てみる
3、やりたいことに至った経緯を本を読んで疑似体験してみる
参考になる本はこちらです↓
ここまで解説してきましたが、それでもやはり、自分が本当に何をやりたいのかを見つけることは、そんなに簡単ではないと思います。
ですが、まずは自分の「将来の夢」に対する考え方を見直してみて、その上で、周囲の人や、本やアプリ内にいる人達を見渡してみると、なにかヒントは見つかるはずです。
最後に、キングコングの西野さんの話されているYouTube動画をご紹介したいと思います。
真摯に自分と向き合って、試行錯誤していく中で、本当にやりたいことが見つかるのですね。
この記事を通して、皆さんがより生きやすくなっていただけたら私としては本当に嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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