精神的になんとなく学校を休みたいんだけど、そんなことを言ったら親に怒られるし、仕方なく学校に行ってる。ストレスかなあ。でも、学校を休みたい気持ちは変わらない。この漠然とした気分は、甘えですか?
こんな方に向けた記事です。
こんにちは、アオイソラです。
今回は、学生なら誰もが感じたことのある「学校を休みたい」という気持ちを克服する方法をご紹介いたします。
要点はこちらです。
1、学校を休みたい気持ちそのものは悪くないと知る
2、休みたい原因を把握し、苦手な状況以外に目を向ける
3、苦手なことを一人で抱え込まないようにする
4、「学校でこうなっていたい」に近づくための対策を練る
ではさっそく、一つずつ見ていきましょう!
目次
学校を休みたい!甘えたい気持ちを克服する方法4選
学校を休みたい気持ちそのものは悪くない
まずお伝えしたいのは、
「学校を休みたい気持ちは、誰にでもあるし、悪いことではないよ」
ということです。
「学校を休みたい、と思うのは甘えではないんですか?」
もし、「学校を休みたい」と思う気持ちが甘えだったとしても、
甘える気持ちそのものは悪いことではないです。
甘えたい気持ちは、誰にでもあります。
「甘えたい気持ちは悪い感情なんだ」と、抑え込もうとしないで欲しいのです。
人間、いろんな感情がありますが、感情に優劣はつけられません。嬉しい気持ちも、悲しい気持ちも、イライラした気持ちも、甘えたい気持ちも、すべて平等に、あなたの大切な感情です。
それに、
「学校を休みたいという気持ちを持つ自分は甘えている、よくない!」
と思って、自分の感情を隠そうとすると、辛い気持ちになります。
なのでまずは、
学校を休みたい気持ちは、それが甘えたい気持ちだったとしても、悪くない
と覚えておきましょう!
いかがですか?
ちょっとは気持ちが軽くなったのではないでしょうか?
学校を休みたい原因を把握し、苦手な状況以外に目を向ける
次に、どうして学校に行きたくないのかを分析してみましょう。
あなたはなぜ学校を休みたいのでしょうか?
何が原因で学校を休みたいのでしょうか?
学校を休みたい原因が何なのかを知ることで、
その原因を生み出している状況以外の状況は、とりあえずは大丈夫なんだ、ということがわかります。
学校と一口に言っても、
「この状況は大丈夫!」
「この状況が苦手!」
など、色々あるわけです。
具体的にどの状況が苦手なのかを把握することで、
「苦手な状況以外の状況については問題なく過ごせていたんだ」
という明るい兆しが見えてきます。
さあ、こんな時こそ、紙にズラズラと書き出してみましょう!
頭の中が整理しやすいように、想定できる状況をまとめてみました。
- 本当に体調が悪い(熱はないけれど風邪っぽい)
- 学校までの通勤がしんどい
- 天気が悪い
- 苦手な教科がある
- 宿題が一杯ある
- 苦手な先生がいる
- 苦手な子がいる
- 学校に一人でいるのが辛い
- 教室で集団でいるのが辛い etc...
こんなところでしょうか?
では、これを分類分けしてみます。
- 通学・・・電車通学、自転車通学、徒歩通学がしんどくて辛い
- 勉強内容・・・難しくて辛いから
- 勉強量・・・勉強の範囲、宿題の量が多くて辛いから
- 人間関係・・・先生、友達、クラスメイトとうまくいかなくて辛いから
こうやって、自分が何について悩んでいるのかを把握してみてください。
そして、ここが大事なのですが、
今現在、悩んでいない部分にも是非目を向けてみてください。
たとえば、
国語の時間は、先生に当てられることもないし、ノートをとればいいだけ。今日は国語の時間を楽しみにして学校へ行こう。
⇒勉強内容の「自分ができている面」に目を向ける
とか、
クラスメイトの○○さんとは最近、うまくいっていないけど、△△さんとは普通に話せる。今日は、△△さんと昨日のテレビドラマの話をしてみようかな。
⇒人間関係の「自分ができている面」に目を向ける
とか、
通学時間、あの子とまた偶然出会えるかな?出会えたらラッキーだな。
⇒通勤時間の「楽しい側面」に目を向ける
とか、
数学の宿題が多いってだけで、他の宿題はできているんだよな。僕ができていないっていうよりも、数学だけやたらと宿題が多いんだよ。他の宿題はできているから。
⇒宿題の量の多さではなく、他の教科の宿題が少ないことを喜ぶ
こんな感じで、悩んでいないところに目を向けていきましょう!
学校を休みたいと思うのは、あなたが苦手な部分を過剰に意識しているからかもしれません。
あなたの苦手な状況以外にも目を向けて、自分の心をリラックスさせてくださいね。
そうすることで、学校へ行くことのハードルを下げることができます。
苦手なことを一人で抱え込まないようにする
ねえ、そうは言っても、嫌なものは嫌だし、辛いことは辛いし、どうしても気持ちが辛いことの方に向かってしまうんだけど。
そんな方へ、このアドバイスを捧げます。
苦手なこと、嫌なことは、その情報を誰かと共有しましょう!
苦手なこと、嫌なことを自分の中にしまっておくから、学校を休みたくなるのです。
苦手なことや嫌なことについて、誰かに話してみましょう。
「○○だから、学校を休みたい気持ちになっている」と、誰かに話してみましょう。
誰かに話して、その辛さを共有することは、甘えではありません。
それは、辛さの原因に対して、あなたが起こした積極的な行動だからです。
そして話す相手は、あなたに寄り添ってくれそうな人に話しましょう。
誰でもいいんです。
とにかく、一人で抱え込まないこと。
その悩みを自分だけのものだと思うから辛いのです。
実際、誰かに話をしてみたら、
「同じ気持ちの人がここにもいた!」
となって、心がホッとすることだって、あるのです。
たとえ、共感されなくても、「聞いてもらえた」ということが、あなたの心の支えになります。
「あの人は私の辛い話を知っている」
という事実が、あなたの気持ちを救ってくれます。
苦手なことは一人で抱え込まず、誰かとその辛さをシェアしましょう!
「学校でこうなっていたい」に近づくための対策を練る
心は軽くなったわ。でも、もうちょっとこの「学校を休みたい」という気持ちと向き合って、辛い状況を解決したいのよね。
そんなあなたに、ご紹介したい方法があります。
それは、
マンダラチャート
です。
参考になる本はこちら↓
やりかたはとっても簡単。
マスの真ん中に、
学校でこうしたい!こうなっていたい!
という理想の自分像を書きます。
「学校を休みたい」という言葉を、
「学校でこうしたい」
「学校でこうなっていたい」
に置き換えて考えてみましょう!
実際、現状が自分の理想の状況ではないから、学校を休みたいと感じるわけです。
なので、まずは、自分の理想像を考えてみてください。
そして次は、その周りに、課題(問題点)を書き出します。
書き出したら、さらに周りにある大きなマスの真ん中に、その課題(問題点)を書き、それぞれの対策を自分なりに洗い出していくというやり方です。
とても参考になるのが、今やメジャーリーガーの大谷翔平選手が、高校時代に書いていたという、マンダラチャートの画像です。
これを見ていると、なんだかとっても勇気が湧いてきませんか?
こうやって書き出していくと、
- 今、何ができるのか
- 誰に何を助けてもらえそうか
そういったことが、具体的に見えてきます。
ここでもやはり大事なのは、
一人ですべてをなんとかしようとしないこと
です。
マンダラチャートを書き上げたからといって、すべてを自分一人でなんとかしようとしたら、大変です。
マンダラチャートを書くメリットは、
人に具体的なお願いができる
ということです。
「こうこう、こういう理由だから、今ここを解決したくて、手伝ってほしい!」と言えるということね!
確かに、説得力があって、聞いてもらえそうな気がする!
是非、マンダラチャートを活用しましょう!
マンダラチャートを使って、学校での自分の理想像に近づけるための対策はどんなことがあるか、分析してみましょう。
そして、誰かに具体的に手伝ってもらえそうなことは、是非お願いしてみましょう!
そうやっていくうちに、いつの間にか、
「学校を休みたい」という気持ちが、
「自分から変わっていこう!」という気持ちになっていることに気がつくはずです。
まとめ:学校を休みたい!甘えたい気持ちを克服する方法4選
では、おさらいです。
1、学校を休みたい気持ちそのものは悪くないと知る
2、休みたい原因を把握し、苦手な状況以外に目を向ける
3、苦手なことを一人で抱え込まないようにする
4、「学校でこうなっていたい」に近づくための対策を練る
「学校を休みたい・・・」
そんな気持ちは、誰でも経験するものです。
それは、自分が感じた素直な感情だと思います。
そんなことを思うこと自体は、甘えでもなんでもありません。
今回ご紹介した方法を使って、
「学校を休みたい」という気持ちだけで終わらずに、
学校生活の他の良い面を見たり、誰かに話を聞いてもらったり、マンダラチャートを活用して、具体的な解決策を自分なりに探ってみてください。
きっと、何か良い案が浮かぶと思います。
そして何より、その行動は甘えどころか、自分自身を成長させてくれるはずです。
皆様が、楽しい気持ちで、穏やかに学校生活を送れますように。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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