名古屋シティマラソン、いかがでしたか?名古屋ウィメンズマラソンのことも知っていたら教えてください。
こんにちは、アオイソラです。
2021年3月14日(日)、名古屋シティマラソンに参加してきました!
依然としてコロナ禍の状況で開催することができたのは、感染予防の対策を講じて下さり、開催してくださった関係者の方々のご尽力のおかげです。
本当にありがとうございました。
私は諸事情あって、コロナに関係なく、「もしかしたら参加できないかも」と思っていました。
諸事情というのは、身内の不幸でした。
一度はホテルをキャンセルまでしていました。
一週間前に葬儀が無事終わり、今回私は、個人的にあまりコンディションが良くない中での参加ではありました。
ただ、そういった経験を通して感じたのは、「走ることができるだけで嬉しい」という喜びです。
以前の私でしたら、大会に向けての調整ができないだけで不安になったり、時にはイライラしたりしていました。
ですが、身内の不幸を目にすると、生きている時間がいかに貴重な時間なのかということを思い知ります。
ましてや、コロナ禍でのマラソン大会です。
健康でいられることの喜びをかみしめながら、大会に参加しました。
そんな私の大会レポートです。
どうぞご覧ください。
目次
名古屋シティマラソン2021の魅力(結果を語るその前に)
名古屋シティマラソンは、ハーフマラソンとはいえ、都市型の大型マラソンです。
当初の予定は9000人規模の大会でしたが、コロナ禍ということもあり、1か月ほど前に、オンラインマラソンへの切り替え希望者を募っていました。
その結果、実際の参加人数は約5000人と、規模は大幅に縮小されました。
ねえ、名古屋シティマラソンの魅力って何?
名古屋シティマラソンの魅力は、個人的には、
名古屋を走れる唯一の一般参加型都市マラソン
というところでしょうか。
名古屋ウィメンズマラソンは女性限定で、当たり前ですが男性は参加できません。
となると、男性でも走れる名古屋の大型のマラソンは、この名古屋シティマラソンということになるのです。
名古屋そのものの特色が出ていない部分があるかもしれませんが、あまりお祭りお祭りしていません。ある意味(?)硬派な大会と言えるかもしれません。どちらかというと、名古屋ウィメンズマラソンがメインとなっているような印象ではありますね。
ところで、本大会は、コロナ禍のなかで安全・安心に走れる、初めての一般参加型マラソンです。
この一か月前には、最後のびわこ毎日マラソンが行われていましたが、そちらの方は、参加基準のレベルが非常に高いので、一般ランナーは参加できません。
やはり、この名古屋シティマラソンは、コロナ以降で初の一般参加型・都市型マラソンだったと思います(違ってたらすみません)。
なので、今後のマラソン大会の見本になる重要な大会だったのではないでしょうか。
コロナ感染防止対策としては、どんな対策があったの?
大会の参加案内には、以下のように紹介されています↓
上記のように、結構いろんなことが書かれてあります。
過去にフルマラソンの大会に出たことのある方にとって、特に今までと違うなと感じたのは、
- 大会一週間前からの健康チェックシートの入力が必須
- スタート前のマスク必須
- 給水コップにフタがされている
他にもいろいろな対策が打ち出されていたのですが、やはり上記3点は、今までのマラソン大会とは違うのだなということを実感しました。
<大会一週間前からの健康チェックシートの入力が必須>
健康チェックシートというのは、オンラインで入力するタイプのものです。
スマホから入力できました↓
上記の「入力する」ボタンを押すと、下記の画面に遷移します↓
「自己責任で参加してくださいね」という意識が高まりますね。
<スタート前のマスク必須>
スタート前のマスクが必須です!
号砲が鳴るまでの間はマスクをつけておき、走り出したらマスクをポーチかポケットにしまうということになりますね。
今までフルマラソンの大会に出たことのある方は、「スタート前のマスク」を忘れないようにしないといけなくなります!
こちらの記事もよかったらご覧ください↓
ちなみに、ハーフマラソン完走直後も、「マスクの着用にご協力をお願いします」というアナウンスがなされていました。
<給水コップにフタがされている>
公式HP上で動画が紹介されていました。
実際には、大会当日、あまりの強風が吹き荒れていたからなのか、私の見る限りでは、コップにフタはされていませんでした。コップのフタの心配以上に、風の強さでコップやゴミ箱が飛んでいきそうな雰囲気だったので、今回に関してはフタをしなくて正解だったと思います。
それに、フタをするしないの議論をしたとしても、ランナーは走っている間はマスクを外しています。この辺を否定的に捉え出すと、大会を開催することはできなかったでしょうし、結果的にこれでよかったのではないか、と、現時点で私はそう感じています。
私の場合は、他の人と接触せずにこの給水をうまく取る自信がなかったので、初めから取らないつもりでいくことに。
今回は、モルテンのGELを切らしてしまっており(残念!)、10キロ地点あたりで飲むためのアミノバイタルを片手に握りながら走ることに。
もう、出たとこ勝負ですね…。
それよりも私が個人的に心配していたのは、一週間前から全く練習していなかったことでした…。
名古屋シティマラソンに向けた私の練習メニュー
上記の写真は、私が立てているマラソン練習の計画です。
心配のタネは、3月6日からほとんど練習していなかったことです。
写真に書かれてある3月6日予定の峠走30キロは、やっていません。ノーランです(汗)。
冒頭でも書かせて頂きましたが、3月7日に身内の不幸があり、そこから葬儀があり、事後処理などもあったので、練習する気持ちになかなかなれなかったのです。
とはいえ、気持ちを奮い立たせて、3月11日(木)に、なんとか15キロのビルドアップ走を実施。
5日休足した後のビルドアップ走でした。
足の筋力はさほど衰えていないような気がしましたが、問題は、心肺機能の著しい低下です。
5日休んだだけで、心肺機能が一気に衰えたようで、息切れするのが早くなってしまっていました。
ヤバい…。
というわけで、今回のレースペースは、抑えて抑えて走り、少しずつ上げていくことに。
・1~5K…4:20/K
・6~10K…4:15/K
・11~15K…4:05/K
・16~21K…4:00/K
⇒予想ネットタイム…1時間27分43秒
ただ、当日の調子が本当によく分からないので、最初から4:00/Kでいくかも、というB作戦も用意しておきました。
・1~5K…4:00/K
・6~10K…4:00/K
・11~15K…4:00/K
・16~21K…3:55/K
⇒予想ネットタイム…1時間23分52秒
心肺機能が元に戻れば、できなくもないのですが…。
今回ばかりは仕方がないですよね。
ということで、いってまえ、いざ名古屋へ!
「いざ名古屋へ!」名古屋シティマラソン2021前日受付会場の様子~結果は神のみぞ知る…~
私はフリーランスで、普段からほとんど人の多い場所には出歩かないため、前日の受付会場に行く時は厳重に感染防止対策を取りました。
たとえばこういう消毒スプレーをポケットに入れて↓
過剰かな、というぐらい、こまめに消毒をしながら受付会場へ。
こちらが受付会場↓
さて、ここで私が何にビビったかというと、引換証を提示する列が、一番左の窓口だったこと。
おそらく、申告タイムの順番で窓口が決まるのだと思うのですが、私はエントリー時に勢いで申告タイムを書いたので、とんでもなく速い人のところに割り振られていたようです。
申告タイムは、確か1時間18分でした(←今冷静に考えれば無謀)
エントリー時は、「このまま練習を積めばいける!」と、軽く考えていたのですが、甘かったですね。
スタートブロックが、O、P、Q・・・という並びだということは知っていました。
ですが、ブロック内をさらに分割してウェーブスタートしましょう、というシビアな話になっていたらどうしよう…と思い、すごく不安になりました。
不安なまま、受付を済ませて、EXPO会場へ。
EXPO会場は、バンテリンドーム内で行われていました。
まあ、実際歩き回ってみて分かったのですが、これは名古屋ウィメンズマラソンがメインのEXPOなんだなということです。
いろいろな催し物が行われていましたが、物販は女性ものばかりで、名古屋シティマラソンと書かれてあるようなグッズは売られていませんでした。
オンラインショップでは、少しだけではありますが、名古屋シティマラソンのグッズが売られていました。
男性としてちょっとだけ寂しさはあるものの、スタッフの方に、
「これは、名古屋シティマラソン参加の人でも大丈夫ですか?」
とお聞きすると、快く、
「はいもちろん!」
という答えが返ってきたのでホッとしました!
私がこのEXPOで買ったのは、こちら↓
歩き疲れたので、名古屋駅前に予約しておいたホテルに向かうことに。
名古屋シティマラソン2021の前入りに利用したホテル(ホテル選びは大会結果に影響する!)
マラソンとはちょっと話がそれますが、こちら、今回私が宿泊したホテル「三交インホテル新幹線口」です。
名古屋駅とは目と鼻の先にあるので、利便性はバツグン。
しかも、格安で宿泊できました。
格安なのに、すっごく清潔感がありました。
アメニティーなどは、ロビーで好きなものを持っていってOKでした↓
上記の写真を見て頂いたらお分かりになるのですが、こちらのホテルでは、ハブラシの固さが選べるのです!
これは画期的だと思いました!
私は、「ホテルのハブラシは固いから、自分で持参する!」という信念のもと、以前に書いた持ち物チェックリストでも、しっかりハブラシセットをリストに書いていました↓
こういう、かゆいところに手の届くようなホテルは素敵ですね!
利便性が良いホテルに泊まることは、大会結果に良い影響を及ぼすと、私は考えています。
そして、部屋に入るなり、早めに明日の準備。
本番にしか履かないような5本指ソックスを見ると、気が引き締まります。
アシックスでなくても、勝負靴下として一足くらいは持っておきたいです。
また、今回はモルテンGELがないために、EXPOで購入した補給食を急きょポーチに忍ばせました。
ポーチはSPIBELTという商品です。
入れる場所が2つあるポーチはわりと少ないので、私はこのお店の商品を愛用しています↓
一年以上振りの大会とあって、嬉しさと不安とで緊張が高ぶって、なかなか寝つけられなかった私…。
結局寝たのは深夜1時頃だったと思います。
起きたのは朝の5時でした。
走り出すその時が着々と近づいていました。
モルテンドリンクを飲んで、いざ出陣!
いざ、名古屋シティマラソン2021のスタート会場へ!(大会結果を左右する作戦の決断)
緊張したって仕方がないのですが、それでもやっぱり緊張してしまう、リアルな大会ならではの感覚を味わいながら、決戦の地、バンテリンドームへ。
戦うべきは他人ではなく、自分自身。
この時すでに私は、A作戦ではなくて、B作戦でいくことに決めていました。
この作戦です↓
・1~5K…4:00/K
・6~10K…4:00/K
・11~15K…4:00/K
・16~21K…3:55/K
⇒予想ネットタイム…1時間23分52秒
せっかくの大会です。
ここで後悔したくないという思いが急速に高まり、頭の中は「キロ4分、キロ4分」とばかり唱えているような状況でした。
さて、当日朝の開場前の様子はこちら↓
運営スタッフの方々、朝の寒い中、ご対応ありがとうございました。
そして、会場(ドーム)内へ。
ドーム内の椅子で着替えて、手荷物をまとめるような流れでした。
これ、女性はどうしていたんでしょうか?
別でちゃんと更衣室が用意されていたんですかね?
この後、手荷物を預けてから、しばらく時間がありました。
大会の流れをあまりよく見ていなかったからか、しばらくあちこちウロウロ…。
何度もトイレに行きました。
スタートブロックには、先にスタートする名古屋ウィメンズのランナーが並んでいました。
トイレは、スタートブロックの付近にはたくさんあったようなのですが、ウィメンズが始まるまでは、トイレの場所はドームの中にしかありません。
そのため、ドーム内のトイレは大行列でしたね。
待っていると寒くなるので、ひたすらウロウロしていました。
そういえば、手荷物を預ける前に、とっさに足全体に塗ったのがこちらです。
上記写真の右側、炎マークが2個ついている方の商品を足に塗りました。
気分的なものかもしれませんが、寒さから足を守ってくれているような感覚はありました。
ちなみにこの日、お風呂に入っても、温感ジェル使用後特有の、あのヒリヒリ感はありませんでした。大会後にウェットシートでふき取ったのがよかったのだと思います。
(炎マークが4つある方は、どちらかというとダイビングなどをする方向けの商品なのか、ランニングで使用するには、やはりきついと思います)
さあ、なんだかんだとジタバタしているうちに、いよいよ待ちに待ったレース本番が近付いてきました!
やれることをやるだけです!
名古屋シティマラソン2021ハーフのレース展開と結果速報
名古屋シティマラソンのコースはこちら↓
参考までに、同日行われる名古屋ウィメンズマラソンのコースは以下の通り↓
先に出発した名古屋ウィメンズのランナーを、名古屋シティマラソンのランナーがハーフまで追いかけるようなコースになっています。
本当は動画を撮ってお見せしたいのですが、アクションカメラを買う予算がなくてすみません!いつかは動画を撮ってお見せしたいと思っています。
現時点では、結果だけをお伝えすることになります↓
手元の時計で見る限り、目標としていたB作戦をほぼほぼ実行できていました。
10キロ過ぎからの折り返しで向かい風をもろに受けていたことを考えると、頑張っていたほうなんじゃないかと思います。
特に、19~20キロあたりのペースダウンは、向かい風によるものです。
また、17キロ過ぎくらいから、右わき腹あたりに差し込みが入り、ものすごく痛かったので、走りながら痛い箇所を指でグリグリしながら走りました。
この方法、意外に効きます。
この記事でも書きました↓
最後は全力でゴール。
あ、あと、これは大会が終わってから教えてもらったのですが、本大会は応援ナビに登録されていたのですね!
「名古屋シティマラソン」ではなくて、名古屋ウィメンズマラソンと一体化して、「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2021」という名前でした…!
終わってからそれを知って、ビックリでした…。
もし知っていたら、大会前に、いろんな人に告知ができたのにな、と思います。
公式HPのトップページで、応援ナビの案内をして頂けていたら有難かったです (__)
そちらで見る記録は、こんな感じでした↓
5キロごとのラップはこちら↓
結局、給水は何度か取りました。
風が強いとはいえ、暑かったので、水分補給はせざるを得なかったですね。
上記のラップを見ると、ペースは安定しているような感じです。
おそらく、前半の下り坂&追い風の時に、ペースが上がるのを抑えて、4:00/Kになるように走ったからだと思います。
逆に、折り返してからは、登り坂&向かい風だということを覚悟していたので、そこからは気合を入れていました。
だから、結果的に全体のペースが安定しているのだと思われます。
ラスト1キロは、わき腹の差込を無視しながらダッシュしたので、3:45/Kペース。
その時の写真がこちらです↓
なんだか、これができるのなら、15キロ過ぎからもう少しペースを上げられたのではないか、と、あとになってから思い返しました。
ただ、これはレースをしているその時の心境がすべてなので、あとから何を言っても言い訳になりますね。
フィニッシュしてから、ボランティアの方々に頂いたもの(一部)↓
その後、手荷物を受け取り、更衣室のテントへ。
スタッフの方が、中に入れる人数を調整してくださっていました。
さらに、中で着替える時には、ビニールシートを敷いて、その上で着替えるようになっていました。
その時に頂いたビニールシートはこれです↓
晴れていて本当に良かったです…。
これでもし大雨が降っていたら、更衣室の管理も大変だったのではないかと思います。
ともかく、本大会が無事に開催されて、無事に終われたことが何よりです。
私自身も、無事に参加できて、無事に走り切ることができて、安堵しています。
大会の運営の方々、ボランティアの方々、皆様本当にお疲れ様でした!
おわりに:【大会レポ】名古屋シティマラソン2021ハーフの結果
終わってみればあっという間の大会でした。
そして、終わるとホッとしますね。
やり切った満足感で満たされて、「生きている」という実感がわくといいますか。
「いい大会だった」と思いました。
大会で頂いた参加賞(Tシャツ)はこんな感じです↓
コロナ禍で、関係者の方々が何とかして開催して下さった貴重な大会でした。
今後、マラソン大会を開催するための、足がかりになるような、重要な大会だったと思っています。
そして、その重要な大会は、私にとっては有難くて、色々と多少の要望はあれども、十分に満足できる大会でした。
参加できて良かったです。
あえて要望を書かせて頂くとすれば、
- 応援ナビにも参加していることをHP上で告知して欲しい(知らない人多かったのでは)
- 名古屋ウィメンズマラソンと名古屋シティマラソン、一緒にして名古屋マラソンにしたらいかがでしょうか?その方がスタッフの方も動きがまとまりますし、女性だけ、とか、そういうことにこだわる必要もないのでは。(私のように、名古屋でフルを走りたい男性としての意見です)
と、偉そうなことを書かせて頂きましたが、久しぶりの大会で、すっごく楽しかったです。
コロナ禍で、こういう大会があることだけでも、本当に有難かったです。
おそらく、コロナ対策に時間も費用もかかったことと推察致します。
繰り返しになりますが、運営に携わったたくさんの方々、今回の大会の開催へのご尽力に感謝致します。
ありがとうございました。
機会があったら是非また参加させて頂きます。
冒頭で書かせて頂きましたが、今回は、家庭の事情で、もともと参加できなかったかもしれない大会でした。
ですが、運が良かったのと、家族の理解があればこその、大会参加でした。
走れることは決して当たり前ではないのだな、と、今回は痛感しました。
一人でやっていることではなくて、家族の理解と支え、それから、大会を運営して下さる方々の支えがあればこその大会です。
この場を借りて、皆様に御礼申し上げます。
「ありがとうございました」
そして、最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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