「定期テストの時期が近づいてるから、計画を立ててうまく進めたいんだけど、ノートに計画を書いてもいつも計画倒れに終わってしまって一日終わる。何か良い方法はある?」
そんな方向けの記事です。
こんにちは、アオイソラです。
中学校や高校では、次から次へと出てくる定期テストですが、定期テストに向けて自分の考えていた理想の計画通
本記事では、勉強の計画の立て方のちょっとしたコツをご紹介致し
当たり前のことを書いているようなところもありますが、その当たり前なところも、この機会に改めて確認して頂けたらと思います。
目次
勉強の効率的な計画の立て方8選
①基本的に、高望みしない
まず第一に言えること。
それは、高望みした計画を立てないことです。
これ、当たり前のことでありながら、とってもとっても大事で
なぜなら、できない計画を立ててしまうと、序盤からいきなり目標達成できなくなり、戦意を喪失してしまうからです。
たとえば、
「この日はこの問題集を10ページ進める!」
と決めたとしても、本当は3ページ進めるのが妥当なところかもしれないわけです。
それなのに10ページと決めてしまうと、たとえ頑張って4ページ進めたとしても、頑張っていないような気分になってしまい、やる気を失いかねません。
なので、「ここまで」というのが本当に実現
理想は、
「ほんのちょっとだけ頑張れば達成できる計画」
です。
補足としては、
最初のうちは、「ほぼ確実に達成できる計画」
を立てると良いでしょう。
なにも、カッコいい計画表を立てる必要はないんですよ。
②やることは細かく分ける
教科書や問題集について、定期テストで出題される範囲のページ数がどれぐらいあるか確認して、それを勉強にあてられる日数で割りましょう。
どういうことかというと、
●読んで進めるもの→ページ数を計画日数で割る
●書いて進めるもの→問題のページ数を計画日数で割る
簡単に言うとそんな感じです。
なぜそのやり方をオススメするかというと、勉強の計画に、達成感が欲しいからです。
たくさん量がありそうに思える参考書や問題集でも、毎日コツコツ
毎日同じ分量だけ勉強し、そのやった分量(ページ数)を視覚的に確認することで、
「ああ自分はやれている。この調子だ」
という
なので、ページ数を計画の日数で割って、やることを細かく分けてみましょう。
※計画日数についての詳細は、下記の④でご説明しますね。
③計画表を作る
いよいよ計画表を作ります。
計画表をわざわざ作る理由は、自分が今何の勉強をどこまでしているのか、計画表を見ることですぐに分かるからです。
また、
「ここまでやれている!」
という達成感を味わえるというのも理由の一つです。
計画表といっても、本当にシンプルなものでいいと思います。
必要な情報としては、
●日にちと曜日
●やる科目
●試験日
●行事予定
●現在残されている、勉強可能な日数
例としてこんな感じです。
計画表の完成イメージ図↓
上記では、勉強可能な日数が表の一番上に数字でカウントされています。
この場合だと、12日間は計画日数ということになりますね。
あと、行事予定欄は、案外重要です。
というのも、
「一日に何ページ進める!」
ということにばかり気がとられると、行事があってその日は勉強できないっていう日にまで、うっかり勉強の予定を入れてしまうことになるからです。
なので、そこは要注意ですね。
あとは、計画表を見やすいように作ればいいだけです。
もちろんパソコンで作成してもかまいません。
ただし、その際は注意点があります。
(注)表のスタイルにこだわりすぎない
(注)表の作成に時間をとられすぎない
きれいに作りたい衝動にかられる気持ちはよくわかります。
ですが、あくまでこれは計画表にすぎません。
やることが何かということと、あとは計画の全体像が分かればそれでいいわけです。
計画表を作ることが目的ではないですからね。
④最初に立てる日程は3日ほど先から
要するに、計画表の開始日をあえて3日ほど遅らせておくのです。
この目的は、勉強の計画に対する心理的な負担を減らすことです。
青く塗られている部分は予定が入っている日です。
よく見て頂くとお気づきになられると思うのですが、最初の3日間は、「予備日」と書かれており、青く塗られていますよね。
そしてその予備日には、勉強の予定を何もいません。
上記の計画サンプルでいうと、勉強の予定は、4日目から入れています。
9/2(水)から勉強の予定が入っていますね。
じゃあ、最初の3日間は何もしないのかというと、決してそうではありません。
この空白の3日間の間に、計画表に書かれた、3日後からスタートする勉強を開始するのです。
そうすると、計画に余裕が生まれます。
もうすでに、先々の勉強をしているので、自分が常に先手を打っているような感覚になるわけです。
「計画を順調に進められているな」
と、計画表を見て、かなり前向きな気持ちになるんです。
計画表を見て心理的な負担が軽くなれば、勉強に取り掛かりやすくなりますよね。
これは、私が学生の時に気づいたコツで、その後、大人になってからもこのやり方を踏襲するくらい、役に立つ方法です。
勉強には、この気持ちの余裕が大事です。
是非取り入れてみてくださいね。
⑤試験当日3日前から当日までの日程も空白にしておく
試験日の3日前からも、計画表上は「予備日」としておきましょう。
試験日から3日前くらいまでには、勉強は一通り終わらせておけるような計画が理想です。
そして試験前の3日間は、基本的には、勉強してきたことのおさらいの時間にあてるようにします。
⑥計画表の合間に予備日を作っておく
計画表は、予定を詰め込み過ぎずに、上記で空けた予備日以外にも予備日を作っておきましょう。
上記の例でいうと、9/13(日)を予備日としていて、あえて勉強の予定を入れていません。
定期テストまでどのぐらい日数があるのかにもよりますが、計画を立てる段階で、「このページ数なら余裕だな」と思えたら、日程の合間に予備日を設けておくとよいでしょう。
万が一日程が狂った場合に、その予備日を使えるからです。
なので、一週間あたりに一日の予備日を作っておくと、心理的な負担が減り、勉強のパフォーマンスが上がるでしょう。
この方法を取り入れてみると気がつくことがあるかもしれません。
それは、
「計画表は、早い段階で作ったほうがいい」
ということです。
たとえば学校の試験なら、先生から試験日の発表がある前に、あらかじめ試験日のだいたいの予測を立てておくのです。
その上で、その試験日を起点として、勉強の計画を逆算して立ててしまうのです。
そうしておけば、試験日までの日数は、その時点でまだたくさんあるので、予備日を取り込みやすくなります。
そして、急に遊びたくなったら、その予備日を消化したらいいんです!
予備日を遊びで消化する嬉しさときたら、なかなか爽快ものですよ。←ここ重要です(笑)
⑦暗記科目は寝る前と翌日起きた後でセットにして取り組む
これはよく聞く話かもしれません。
寝る前に暗記科目をやって、朝起きた時にもう一度それを見直すと、記憶が脳内に固定されやすい、という方法です。
なので、この方法を計画表に当てはめるとするなら、暗記科目は毎日、寝る前と起きた後にやるように組み込んでおくといいです。
毎日やるということは、つまり、
「計画表を作成する時には、まず最初に暗記科目を容赦なく組み込んでしまえばいい」
ということです。
⑧どこででもできる科目と、腰をすえてやる科目の勉強場所を変えてみる
どこででもできる科目というのは、つまりは下記のような暗記科目です。
<どこででもできる科目>
●国語→漢字の読み書き
●数学→公式
●英語→英単語、熟語
●社会(日本史・世界史)→出来事や人物の名前
●理科(生物・物理・化学)→名称や公式
つまり、上記の暗記科目については、寝る前と起きた後にやるように、計画に組み込むということになります。
寝る前と起きた後、ということは、間違いなく自宅ですね。
記憶の定着を早くするために、暗記カードや暗記用の問題集は常に持ち歩きましょう。
学校でもどこでも、コツコツ暗記に取り組み、それを暗記の予習のような形にします。
そうすることで、寝る前に暗記科目に取り組んだ時、
「これはもう暗記できた」
という達成度が生まれます。
「もう暗記できた」
と思ったら、計画表のその日の欄に赤色でチェックしておけば、さらに達成感が生まれますね。
そういう意味でも暗記科目は、日々コツコツと取り組みつつ、睡眠による記憶への定着を図ると、計画がはかどります。
<暗記の勉強のイメージ>
(1)外でコツコツ暗記する内容→家で暗記するために備えた予習
(2)寝る前に、(1)でやった範囲を復習
(3)起きた後に、再度復習
上記の(1)から(3)を繰り返していくということです。
一方で、腰をすえてやる科目というのは、下記のようなものを指します。
<腰をすえてやる科目>
●国語→読解問題
●数学→計算や証明の問題
●英語→読解問題
これらは机の前に座って取り組む必要があります。
家か、もしくは、自習可能な場所が用意された図書館や図書室、もしくは学校の休み時間や放課後ですね。
予定表には、どこでやるかまでは書く必要はありません。
ただ、自分が予定表を見た時に、
「明日は図書館があいているし、図書館で数学の問題をあのページまでやって、あとは家で英語の読解問題をやって、最後に英単語やって寝ようかな」
みたいなイメージが湧いたらいいと思います。
イメージが湧くまでは、前日の夜にでも、計画表の余白へ勉強場所を手書きしておくと、より頭の整理がつくと思います。
勉強の効率的な計画の立て方(順番編)
さて、上記をふまえた上で、計画の立て方のおさらいです。
是非、以下の要領で計画を立ててみてください。
<計画表を作る手順>
①適当な紙に枠線を引く
②試験日までの日付と曜日を記入する
③試験日と行事予定を記入する
④作成日から3日間と、試験前3日間は空欄にしておく
⑤予備日を週に1日設けておき、空欄にしておく
⑥暗記科目の問題集のページ数を日数で割って、1日あたりにこなすページ数を計画表に記入する
⑦暗記以外の科目(読解問題)のページ数を日数で割って、1日あたりにこなすページ数を計画表に記入する
⑧実際に勉強できる日を表の上部でカウントしておく
⑨最後に、出来上がった計画表の全体をざっと見渡してみて、行事予定が入っている日の予定に無理がないか、通常の予定に無理がないかを見てみる
⑩⑨で無理がありそうなら、一部の勉強計画を他の日に振り替えてみる
確認のために、再度、上記の手順を踏んで作成したエクセルのサンプルを貼り付けておきますね。
※これはあくまでサンプルなので、勉強の一日あたりのページ数はざっくりと書いています。
計画表を作成する際に参考にして頂ければ幸いです!
計画を立てて勉強をしたら、100人中30番目の成績だった私が、3番目にまで上がった体験
これを読んで頂けたら、計画を立てる時ってこんな感じだったよ、とか、こんな成果が出たよ、っていうのが、イメージとして湧いてくるので、是非読んでみてください。
私がこのやり方を実践し始めたのは、中学1年の冬のことでした。
勉強の進め方、試験勉強のやり方が分からず、目の前にあるのは教科書と問題集、それから、定期テストの日程の案内だけでした。
塾にも通っていましたが、塾では、学校で習うことをただ単になぞっていくだけで、正直言うと、何しに塾に通っているのか分からないような状態でした。
計画表を作り出したのは、ある日私の学校の成績が一気に落ちて、親にひどく怒られたことがきっかけです(笑)
当時は親に怒られることなんてめったになかったので、怒られたことがとてもショックで、私は一念発起して、計画表なるものを作り始めました。
しかし、全5教科すべての計画を立てようとしたところ、ああでもないこうでもないとやっていたら、その日の夜は、計画表の作成だけで終わりました(汗)
「ああ、計画立てるだけで終わったかー」
と思いましたが、この時、私なりに手応えを感じたのを覚えています。
「もう後は、この計画に沿って、何も考えずに勉強したらいいんだー!」
って、思いました。
何も考えずに勉強する、って、おかしな表現なのですが、当時の私は本当にそう思っていました。
だって、それまでは、何をどうしたらよいのか、道筋も何もなかったのに、計画表を作ることで、そこの不安がなくなったわけです。
というわけで、私は、自分で作ったオリジナルの計画表を元に、毎晩コツコツ勉強するようになりました。
(それまではロクに勉強をしていませんでした、汗)
当然、計画通りに進まないところが出てきたので、その時は、その出来なかった部分を別の日に書き直しました。
また、やっていくうちに、意地でも計画を達成してやろうと思うようになりましたね。
もう、ある意味ゲーム感覚なんです。
自分で作ったゲームに、自分で勝手に燃え上がっているような感じでした。
楽しくなったんだと思います、勉強が。
いや、勉強そのものがというより、その生活が、といった方が正確かもしれません。
勉強って、他人からあれこれ言われると嫌になりますよね。
でもそうじゃなかった。
その時の私は、自分で作り上げた計画というゲームに夢中でした。
そして、定期テストが無事終わりました。
返ってきた答案用紙に書かれた点数は、5教科とも、概ね80点台後半でした。
いつもだったら、70点台前半か、悪い時には60点台で、ひどい時にはもっとひどい点数を叩き出していたので、これは快挙でした。
全教科、感触で15点くらいはアップしていたと思います。
印象的な出来事でしたね。
さらにびっくりしたことがあります。
当時、私の通っていた学校では、試験の学年順位が出ていました。
私は、それまでは、100人くらいいる中の20番目から30番目くらいでした。
計画表を立てて勉強した結果…。
私はびっくりしたのですが、なんと、学年で3番目になっていました。
先生はびっくりしていました。
親はもっとびっくりしていました。
でも一番びっくりしていたのは、何を隠そう、この私が一番ひっくり返っていました(笑)
そして今。
あの頃の経験を通して何が財産になっているかというと、
「自分で計画を立てる力」
これが一生の財産として、手元に残っています。
どこにいても、何をするにしても、勉強でも趣味でも、計画を立てることは非常に役に立つので、本当にオススメします!
まとめ:計画の立て方はだんだんうまくなります
では、勉強の計画の立て方について、おさらいです。
①計画は高望みして立てない
②やることはページ数を計画日数で割って、細かく分ける
③計画表を作って視覚化させ、達成感を感じれるようにする
④計画表の最初の3日間には、勉強の予定はあえて入れない
⑤試験前の3日間は、復習する日として空けておく
⑥計画表の日程は、一週間に1日は予備日を入れると良い
⑦暗記科目は毎日やるので、計画表には最初から入れやすい
⑧計画表を見て、どの科目をどこでやるか把握できると良い
計画表のイメージはこんな感じでした。
計画の立て方は人それぞれだと思います。
頑張って立てた計画が、実際は高望みをしすぎていて失敗した、なんてことは、私は何度もあります。
ですが、その失敗から学べることも、たくさんあると思います。
「次からはこうしよう」
「なるほど、こうしたら計画でつまづきにくくなるのか」
そんな気づきを得られた時に、実は、学校では学べない一生の学びを得られるのではないかと、私は思っています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆さんに、素敵な計画がもたらされますように!
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