学校の授業でマラソンとか、やる意味が分からない…。ただしんどいだけじゃん…。
今回は、そんな疑問や不満を持っている学生向けの記事になります。
こんにちは、アオイソラです。
マラソン大会って、始まる前のあの緊張感が嫌ですよね。
緊張感だけじゃなくて、もうすべて嫌!前日から気持ち悪くなるし…。
マラソンって、確かに本当にしんどいと思います。
私は趣味でマラソンをしています。
でもだからといって、しんどくないかと言ったら、決してそんなことはないです。
もう、めちゃくちゃしんどいです(笑)
でもそれが楽しいと思えるのは、簡単に言うと、自分の意思で趣味としてやっているからです。
今回は、まずは学校でのマラソンという授業の意味を考えた上で、
「こういう風に考えたら、マラソンの授業に対する向き合い方が変わるよ」
という、新しい考え方を提供したいと思います。
それではご覧ください。
目次
学校でやるマラソンの意味ってなんだろう?
学校の授業でやるマラソンの意味(目的)は、大きく分けて以下の5つになります。
- 体力づくりのため(肺活量、スタミナを養う)
- 心を鍛えるため(あきらめない気持ちを養う)
- 同じように辛い思いをしながら走る人を応援するため(共感力を養う)
- 走る基本動作を身につけるため(走る技術を養う)
- 自分で設定した目標に向かって努力するため(課題達成能力養う)
学校で教わるマラソンの意味や目的って、だいたいこんな感じなのではないでしょうか?
うん、確かに。どれも聞いたことのあるフレーズ。
でも実際どうでしょうか?
こんな意味があってマラソンやっているんだなーって、実感できるでしょうか?
んー、正直なことを言うと、「だから何?」って思っちゃうかな。
そうですよね。
これを読んでくださっている方の多くは、マラソンが本当に嫌で嫌でたまらないんだと思います。
たとえ走る意味があるのだとしても、そのマラソンというスポーツが相当楽しくないことに感じられるのでしょう。
実際に学校のマラソン大会で生き生きしている学生って、みんな足の速い子ばっかりなんじゃないでしょうか?
そうそう!結局、順位とかタイムが重要視されてるというか、足の速い人だけが楽しむスポーツになっちゃってる感じはするかな。
結果的に、学校で掲げているマラソンの意味や目的から、いつの間にか遠ざかっているんですよね。
学校でやるマラソンの意味はちゃんとあるのだとしても、実際に走る学生からすると、「足の速い人を褒めるためのスポーツ」になっちゃってるんです。
これってマラソンに限らず、体育の他の授業でも似たようなことがあると思っています。
体育の授業について書いた記事もありますので、そちらもあわせてご覧ください。
はっきり言うと、学校教育を今すぐ変えていこうと思っても、それはなかなか難しいことです。
それじゃあ、マラソンについてはどうしたらいいの?我慢してやるしかないっていう結論?(涙)
我慢してマラソンの授業を受ける、というのも選択肢の一つではあります。
ですが、それだと今までの自分自身となんら変わりがないですよね、ただ苦しいだけで。
そうではなくて、せっかくなので、自分自身が変わってしまいましょう。
どうやって?
学校教育が提供してくれるマラソンの意味(目的)をベースにするのではなくて、
自分のための意味(目的)に向かうためにマラソンに取り組めばいいのです。
次の項では、学校で教わるマラソンの意味(目的)を飛び越えた、新しい意味を提案したいと思います。
学校でやるマラソンの授業に新しい意味を持たせよう!
ここでご紹介するマラソンの意味(目的)は、必ずしも万人共通ではないです。
ですが、マラソンが嫌いな学生にとっては、どれか一つくらいは自分に合っていそうな意味(目的)だと思います。
どれも実用的な考え方になるので、マラソン嫌いな人は是非取り入れてみることをオススメします。
心から納得してマラソンの授業にのぞめるように、自分にあった「マラソンをする意味」を見つけてみてください。
- 大人になってから楽しむため(大人の趣味の準備期間)
- やせるため(ダイエット)
- 一人になれる時間を得るため(学校が嫌いな人向け)
- マラソン大会前後は疲れを言い訳にして勉強を休めばいい(勉強が嫌いな人向け)
- コミュニケーションをとる口実を得るため(走った後のハイテンションを利用する)
それでは説明していきます。
①大人になってから楽しむため(大人の趣味の準備期間)
学生の時にマラソンを楽しめないのであれば、大人になってから楽しむつもりでいましょう。
学校のマラソンに意味や目的があるのだとすれば、それは、
「大人になってから趣味としてマラソンを楽しむためにあるのだ」
「学校のマラソンは、そのための準備に過ぎないんだ」
と考えてみましょう。
この考え方は、学校でのタイムの順位にとらわれることが原因で楽しくない学生向けです。
これはマラソンに限らないのですが、学校はとにかく、順位をつけたがる場所です。
そういう場所に染まってしまうと、順位が低い人は、自分に価値がないような錯覚に陥ってしまいます。
絶対にそれは錯覚です。
勝ち負けに関する記事は以前に書いたことがあるので、そちらも合わせてご覧ください。
しかし、そうはいっても、順位にとらわれてしまうと、なかなかその感覚(錯覚)から抜け出すことは難しいかもしれません。
だからこそ、学生の今は、大人になってから楽しむための準備期間なんだと考えるのです。
もし、どうしても順位へのこだわりを捨てきれないのであれば、大人になってから勝てるようにすればいいのです。
学生の時に負けたっていいじゃないですか。
大人になってからが本番なんだと思えば、学生の時のマラソン大会なんて、準備のための準備みたいなものです。
それに、大人になってからのほうが、むしろマラソンは楽しいです。
大人になってからマラソンを始めている人は、本当にみんな楽しそうに走っています。
わざわざ高いエントリー料を支払ってまでマラソン大会に出るくらいです。
これは、大人になってからでないとわからない感覚かもしれません。
だから学生である今は、大人になってからマラソンを楽しめるように、最低限の体力づくりのつもりでやっておけばいいのです。
もし本気で順位にこだわるのであれば、学生の時はあくまで体の基盤づくりをして、大人になってから周りの人を大きく引き離すぐらいの気持ちをもっておけばいいんです。
ほら、そう考えると、学校のマラソンで結果がついてこなくて面白くなくたって、全然かまわなくなりませんか?
学校のマラソンに意味が生まれてきませんか?
学校のマラソン大会は、あくまで大人になってから楽しむための準備として取り組んでみましょう。
②やせるため(ダイエット)
やせるためのマラソン、という意味付けをしてみましょう。
簡単な意味づけですね。
この考え方は、やせたいと思っている学生向けです。
学校のマラソンのおかげでダイエットができる、と思えば、強制的にでもマラソン大会をしてくれる学校に感謝をしたくなりますね。
悔しいから感謝はしたくないけど、ダイエットだと思えば、いいきっかけにはなるのか…
もちろん、一回くらいマラソンをしたからといって、ダイエット効果はさほど持続しません。
ただ、ダイエットをするきっかけにはなります。
世の中には色々なダイエット関連の食品が出回っていますが、個人的に一番シンプルなダイエット方法は、走ることだと考えています。
「一回くらいでダイエットにはならないんでしょう?」とガッカリされた方へ。
一回のマラソンでも、個人差はありますが、顔やせくらいはします。
マラソンが嫌いなのであれば、顔やせを狙って走ってみましょう。
こういう細かいモチベーションが、走るきっかけとしては強かったりするものなのです。
③一人になれる時間を得るため(学校が嫌いな人向け)
一人になるためにマラソンを走る、という意味付けをしてみましょう。
この考え方は、学校が嫌いで、一人になりたいと思っている学生向けです。
学校で友達がいなくて、休み時間も一人でいると、しんどいですよね。
そんな学生にとって、マラソン大会は一人になれるチャンスです。
休み時間に一人でいるのは辛いことでも、走っている時に一人でいるのは楽です。
一人でいることに罪悪感も生まれないはずです。
だって、きつい距離を走らされてるマラソンの最中に、一人でいて当たり前なんです。
案外、学校が嫌いな学生ほど、マラソンにどっぷりはまるのかもしれません。
そういう意味では、マラソンは、学校に一人でいる心苦しさを救ってくれる有難いスポーツなのです。
「一人になれる!ラッキー!」ぐらいの感覚で、マラソンの授業を受けてみましょう。
「学校に一人でいるってきついなぁ」と悩んでいる方は、こんな記事も書いているので、読んでみてくださいね↓
④マラソン大会前後は疲れを言い訳にして勉強を休めばいい(勉強が嫌いな人向け)
マラソン大会前後(特にマラソン当日の夜)は、いっそのこと、疲れを言い訳にして勉強しないで寝てしまいましょう。
この考え方は、勉強が嫌いな学生向けです。
下世話な書き方をしていますが、実際、マラソンは本当に心身ともに疲労します。
だから、ズルをして勉強をサボるのとは違います。
本当に勉強が嫌だなと思っているのであれば、マラソン大会のある日をチェックしておきましょう。
そしたら、そのマラソン大会前日は、「明日マラソン大会だから勉強しないで早く寝る」という言い訳ができます。
マラソン大会当日は、「今日はマラソン大会だったから、心身ともに疲れている。だから勉強に集中できない。寝る」という言い訳ができます。
マラソン大会の前日と当日は、勉強をしなくても怒られないスペシャルデーだと考えたら、学校のマラソン大会は有難い存在になりますね。
なるべく分かりやすく説明するために、ズルい書き方をしていますが、実際、そういう日は勉強せずに休んだ方が、勉強のメリハリはつくものなのです。
⑤コミュニケーションをとる口実を得るため(走った後のハイテンションを利用する)
普段話していないけど、本当はコミュニケーションをとりたいなと思う相手がいるのであれば、マラソンはその背中を押してくれます。
長い距離を走った後は気分が高揚しているので、そのタイミングを利用して、普段話せていない人とコミュニケーションをとりましょう。
この方法は、「本当はあの人と話してみたいけれど、しらふだと話しづらい…」と思っている学生向けです。
マラソンを走った後って、気持ちが高ぶっています。
そういう時って、普段社交的じゃない人でも、案外誰とでも話せたりするものです。
私がその一人です(笑)
学生の時、そういう経験をしたことがあります。
確か、中学2年生くらいだったような気がします。
同級生にガキ大将がいたのですが、その彼、足は速かったんですね。
前半はふざけて走っていたのに、後半、ものすごいスピードで何人も追い抜いていきました。
私も追い抜かされながらその走る姿を見て、純粋に、「すごいな」と思ったものです。
それで、普段なら絶対に話しかけたりしないのに、ゴール直後に、そのガキ大将の彼に声をかけてしまいました(笑)
「○○君、すごいわ!」と(笑)
マラソンのゴール直後だったので、私はハイテンションだったのだと思います。
そのぐらい、マラソンを走った後の気分の高揚の仕方はハンパないのです。
私の場合は、こともあろうにガキ大将に話しかけてしまいましたが、もし話したい人がいるのであれば、ゴール直後がねらい目です。
マラソン直後は、自分にコミュニケーションの勢いがついていることに加え、相手もまたハイテンションである確率が非常に高いです。
こんなこと、学校では絶対教えてくれないですよね(笑)
このコミュニケーション手段に欠点があるとすれば、マラソン後の高揚感に継続性がない点でしょうか。
でも、その時の会話がきっかけとなって、その相手との関係が生まれる可能性だってあります。
マラソンを走り終えた後の高揚感は、コミュニケーションのいい口実になるのです。
マラソンが嫌いな人にとって、マラソンに意味なんてないのかもしれません。
ですが、マラソンをすることによって、普段できないコミュニケーションがとれたりするのです。
まとめ:学校でやるマラソンは意味ある?どうせなら新しい意味を持たせよう!
学校の授業ではあまり言ってくれないような、マラソンをする実用的な意味をご紹介しました。
もう一度おさらいです。
- 大人になってから楽しむため(大人の趣味の準備期間)
- やせるため(ダイエット)
- 一人になれる時間を得るため(学校が嫌いな人向け)
- マラソン大会前後は疲れを言い訳にして勉強を休めばいい(勉強が嫌いな人向け)
- コミュニケーションをとる口実を得るため(走った後のハイテンションを利用する)
いかがでしたでしょうか?
学校でよく言われるような、マラソンの意味や目的って、どこか他人事のように聞こえてしまうものです。
「体力づくり!」とだけ言われても、ピンとこないですよね。
「肺活量!持久力!」って言われても、「知らんわ!」ってなるんじゃないでしょうか。
「心を鍛えるため」と言われたって、学校に行くこと自体が、もう心を鍛えることになっていると私は思います。
もちろん、学校が提唱しているマラソンの意味や目的は、決して間違ったものではなく、理屈では正しいことばかりです。
でも、学生の立場からすると、マラソンをしたらどんないいことがあるのか、という実用的な意味も知りたいですよね。
今回の記事は、そんな疑問に応えるべく、下世話なこともふくめてご紹介してきました。
マラソンに限らず、どんな授業でも、意外と役に立つ部分はあります。
学校の授業に対する考え方の幅を広げておきたいって方は、この記事も是非ご覧ください↓
学校へ行く意味についてもっと突っ込んだ内容を知りたいって方は、こんな本もオススメです。
学校の授業だけの世界にとどまらず、長い目で見ていけば、今取り組んでいる授業について、新しい見方ができるようになります。
学校のマラソン大会も、これからは新しい意味(目的)をもって、取り組んでみてはいかがでしょうか?
今回の記事はここまでとなります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
また、よければ下の「にほんブログ村」のボタンをポチッとクリック、お願い致します!